マダラギンポのオスが卵から孵化したばかりの仔魚を 口にくわえて プッ!とはき出している瞬間
マダラギンポや ナベカはイソギンポ科の小さな魚で オスが卵を護り 孵化と同時に口にくわえて
海に放つ 不思議で面白い習性があると とある会で再会した拓朗先生が教えてくださり
ちょうど 夏休みのタイミングでその生態行動が見られるというので 出かけてみる事にしました
眼だけ 何とか見えほぼ透明の仔魚 2~3mmの長さ
口にくわえているのは 勿論見ても分かりません・・・・・・・
そわそわと落ち着きない様子で 胸ビレをせわしなく動かしている時が 放出のタイミングだそうですが
一瞬で スイカの種を飛ばすような感じで 結構離れたところまで 飛ばしています
ナベカは 普段潜っている海より 浅い岩場やタイドプールにいて 何度も見かけた事がある
馴染みのある魚で 色がキレイで ひょうきんな顔つきが 可愛らしい子です
オスが オオヘビ貝の殻に入って 中に産み付けられた卵を護っているところ
時々 メスを狙っているのか 穴から出て行くので そのすきにライトで見ると
眼が はっきりと確認できる卵が見えました
こちらは とても見辛くて カメラでとらえる事すらできなくて・・・・・・・
何となく その瞬間はわかるのですが 小さくて早くて 撃沈 (泣)
大村湾の閉ざされた広大な海の奥の方の隠れた浅場に こんなにも面白いドラマがあるって驚き!!
猛暑でしたが 海に入ってしまえば 20℃後半の海水で 太陽の光がキラキラして
小さな生物にも沢山あえて 1時間を大幅にオーバーしても
全くストレスの無い のんびり ゆったりダイビングでした
ちっぽけな魚の 凄いドラマを間近で見せてもらい 大きな感動をもらった気がします