被災地では、復興に向けて懸命の努力が続いています。
昨日は仙台の空の玄関口、仙台空港が一部再開しました。
震災当日、職場の人達と一緒にワンセグで見た、仙台空港に津波が押し寄せている映像で、初めて今回の震災で津波の被害が出ていることを知りました。
自分が幾度も訪れている、どこかでは無い、日常の空間に津波が押し寄せている、そのことにスゴイ衝撃を受けました。
津波は、私の日常のあちこちに被害をもたらしました。
幸い一命は取り留めましたが、母と叔父、祖父母も津波に流されました。
3月12日の早朝、ビルの中に祖父母が取り残されていると知り、救助に向かった先で見た光景は、私の想像をはるかに超えたものでした。
その時は、とにかく祖父母を助けたい一心で動けましたが、再度その場所を訪れた時は、呆然と立ち尽くすばかりでした。
津波は生まれ育った町を襲い、学生時代を過ごした町を襲い、親戚が住む町を襲い、いつも通る道を襲い、お気に入りのパン屋さんを襲い、子供が産まれた病院を遅い、友人宅を襲い、友人の家族を襲いました。
それでも、誰かの為に誰かが働き、そのことによって支えられた誰かが、また誰かの為に働く。
そんな、ごく当たり前の連鎖が、今すごい勢いで回っていることを実感しています。
NPO法人日本スタビライゼーション協会 支援金の受付