黒鉄重工

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トレインフェスタ2018に関するイベントあれこれ 後編【2018/5/19】

2021-11-09 06:16:47 | 鉄道撮影記
さわやかウォーキングの経路に組み入れられる形で久しぶりに一般公開されたJR東海の静岡車両区です。ピット線に入った313系を見たあとは、211系の展示がありました。


展示されているのは211系6000番台GG4編成でした。この展示では、実際に行われている交番検査の様子を見せてくれていました。
交番検査というのは、90日に1度行われる車両検査です。運転台、集電装置、制御器、台車、乗降扉を検査します。車両の分解まではしません。211系2両編成の場合、4人を動員して1日かけて交番検査を行います。


ピット線に入った211系いいですなー。
台車のそばに整備士がいます。実際の交番検査の業務中なのです。


グランドスイッチという装置。検査中に作業員が感電しないように回路の電流を切るスイッチです。


C-TR241型付随台車。JR東海発足後初の新型式の台車のひとつです。


主制御器です。電車の電動機を制御するものですね。たぶんC-CS59A形 。
知っている人は知っていますが、211系6000番台の走行装置は213系5000番台と同じ1M方式で、211系5000番台のMM'ユニット方式とは異なるものです。国鉄時代の形式の付番法則でいえば足回りを基準にしていたので、211系6000番台は本来なら213系6000番台とでも名付けるものだと思います。しかし実際は、足回りが213系でも、JR東海では車体と内装が3ドアロングシートなのが決め手になったと思いますが211系6000番台となりましたとさ。


これも主制御器の機器のひとつ。


100Vバッテリーです。ちなみに自動車のバッテリーは12V。
下がっているパンタグラフを上昇させたり停電時の非常用電源として用意されているんだそうな。


2両編成なのであっという間でした。


検査の様子を見れたのは面白い内容でした。


そろそろ出口ですが、留置線に親の顔よりも見たことのある静岡車両区の各車が並べられています。


313系2500番台T11編成。
行先表示器が通勤快速豊橋行という懐かしい表示をしています。その昔、通勤時間帯に静岡~豊橋に1往復設定されていた静岡では貴重な優等種別でした。静岡~島田は無停車で、それ以外は各駅停車という遠近分離な列車なのでした。


373系F7編成と211系6000番台GG5編成。
211系は試運転の方向幕を出していました。


373系の方はというと、臨時急行「トレインフェスタ」のヘッドマークを出していました。その列車に使われていた編成だったみたい。


静岡車両区からはこれで撤収。ようやく見学ができたので満足でした。ただ車庫を歩かせるだけじゃなくて、業務内容を知ってもらうための展示も工夫されていて分かりやすいのが良かったです。次回は、315系が入ってきた辺りにお披露目で公開してくれないかしら、と期待を込めておきます。


静岡車両区の東側に架かっている東静岡大橋(跨線橋)から留置線を眺めます。横浜からやってきた485系「華」が復路につくまでの間休んでいました。313系や373系に囲まれていて、圧倒的アウェイ感。


橋を渡って東海道線の南側を歩いて東静岡駅へ。東静岡駅を走るしずてつバスを撮影。いすゞエルガLV280(鳥坂297)です。


こっちは新型のいすゞエルガLV290(唐瀬864)。


グランシップで開催中のトレインフェスタに行ってきました。催事の様子はいまさら書くことも無いので、省略しますね。


最後に、静岡鉄道の長沼工場へ。
導入されたばかりのA3000形A3003F(ナチュラルグリーン)が公開されていました。1000系のちびまる子電車は洗車体験に使われていました。


おなじみのデワ1号も外に出ていました。


この頃はまだ1000系が多数派でした。いま記事を書いている時から3年前の光景ですが、隔世の感があります。

これで静鉄電車に乗って新静岡駅まで行き、買い物しながらおうちへ帰りました。
おしまいです。