Easy Listening/Johnny Smith
(Roost SLP2233)
(Roost SLP2233)
白人ギタリストは自分の好きなジャンルで、先日はマンデル・ロウをアップしましたが、所有盤の多さではBarney KesselとこのJohnny Smithがダントツです。Kesselは多くがコンテンポラリ盤、一方のSmithはほとんどがRoost盤です。Kesselのコンテンポラリ盤のカバーも憎い奴が多いですが、SmithのRoost盤も負けていません。既にアップした、バーモントの月、Moods等も代表的なカバーを持ったアルバムですが、暖炉の前で寝そべった男女を描いたカバーも贔屓のカバーの一つです。余談ですが、在米中いやアメリカに着いたばかりの頃に暖炉のあるstudioで住み始めたのですが、暖炉を英語でなんと言うか知らなくて大恥かいた記憶があります。
さてこのEast Listening、タイトル通りのとってもリラックスしたギタートリオ盤に仕上がっています。メンバーはJohnny Smith(g), George Roumanis(b), Charlie Mastropaolo(ds)のトリオです。スタンダード中心でSmithのギターを堪能できる構成です。A-1の見事なコードワークを聴かせる"When Fall In Love", ハーモニクスで始まるA-2「春の如く」、スウィンギーなA-3「時さえ忘れて」魅惑のテーマを持ったA-4”Black Is The Color"をはじめA-5"Like Someone In Love", A-6"You Don't Know What Love Is", B面にはB-1"Isn't It Romantic"、B-3"Foggy Day", B-6"The Nerness of You"と選曲の良さも最高です。こういう地味ですが、渋み溢れるアルバムが贔屓ですね。
所有盤はRoostのステレオ盤、ドリルホールがあるため格安で購入したアルバムですがジョニーのギターに触れるには最高の一枚かもしれませんね。