Goodight, It's Time To Go/Jack McDuff
(Prestige PR7220)
プレステッジのオルガンはソウルフルで独特の雰囲気がありますね。代表は本日アップのジャック・マクダフですね。彼のオルガンはドライブ感溢れるふっとパダル操作によるベースラインにあると言われてます。本日アップの「Goodight, It's Time To Go」、ジャケットからして黒い!、アーシーな雰囲気が伝わってきますよね。暑苦しい夏にマクダフを楽しむにはエアコンの効いた部屋が必須ですけどね・・・。
メンバーはHorold Vic(ts), Jack Mcduff(org), Grant Green(g), Joseph Thomas(ds)のカルテットです。グリーンの参加に耳(目)が行きますが、プレステッジの初期にはこのグリーンとの共演、そしてケニー・バレル、ジョージ・ベンソンと有名どころのギタリストを従えてのプレイはギターファンの琴線をも充分に刺激するモノであろうと思います。テナーのビックはブルーノートにリーダー盤のアルやはりR&B畑出身のプレイヤーです。サイドAはR&B色の強いタイトル曲”Goodight, It's Time To Go", "Sanctified Waltz"と続き、Aラスにジャズ批評「コテコテデラックッス」で「この疾走感が最高!」と評された"McDuff Speaking"がおさめられています。サイドBではクリスチャンの曲"Smooth One"がとりあげられグリーンのホーン等行くなプレイが楽しめます。最後にスタンダードの"I'll Be Seeing You"が取り上げられています。選曲のアランスも申し分なくプレステッジのソウル路線を代表するアルバムに仕上がっています。
所有盤は、Bergenfield NJのプレステッジ黄黒ラベルのモノラル盤です。暑いですが、この時期のオルガンジャズもたまにはいいものですね。