67camper's Blog

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アイビーリーグとどういう関係が・・・

2009-11-10 23:54:14 | jazz & vocal
To The Ivy League From Nat Adderley/Nat Adderley
(EmArcy MG36100, Mercury reissue)


 ナットとキャノンボールの兄弟ではマイルスのバンドでも活躍した兄貴のキャノンボールの知名度が圧倒的ですが、弟のトランペット/コルネット奏者のナットもなかなかに実力を秘めたプレイヤーですね。本日アップのナットのエマーシー盤は視覚的に有名な一枚、個人的にはナットの赤いセーターの吹奏姿が脳裏に焼き付いて離れない一枚でもあります。拙ブログをご覧の方なら、管理人がかつて強烈なアイビーファンであったことはご存知かもしれないですが、本アルバムの「ナットからアイビリーグへ」と言う意味不明なタイトルも印象に残るに足る理由なのです。それにしてもアイビーリーグとナットとの関連は何処にあるのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃればご教示願いたいものですね。

 個人的にはナットのプレイで印象に残っているのは"Kelly Blue"の端正なプレイと”MercyX3"のドファンキーなプレイですが、ここでの演奏はキャノンボールバンドの前身とも言えるメンバーでのセッションですが、往年のクインテットのような派手さには欠けることは否めません。ナットのプレイはマイルスやブラウニーを意識したプレイです。他のメンバーはCannonball Adderley(as), Junior Mance(p), Sam Jones(b), Al Mckibbon(b), Charles Wright(ds)でアレンジがErnie Wilkinsとなっています。アレンジャーを置いたがために、小さくまとまってしまった印象に思えるのは自分だけでしょうか?共演では、いつもながら楽器を鳴らしきるキャノンボールのプレイがやはり注目です。特にホーギー・カーマイケルのバラード"Nearness Of You"でのプレイは圧巻ですね。

 原盤はエマーシーですが、所有盤はMercuryの再発赤ラベルです。それにしてもカバーのインパクトが強いアルバムですね。