67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

やはり聴いてみたい本家のスターダスト

2010-07-08 20:55:11 | jazz & vocal

Hoagy Sings Carmichael with The Pacific Jazzmen

Hoagy Carmichael
(Jazztone J1266)

 スターダストと言う曲がありますが、多少ともジャズをかじった方なら先ず知っている超有名曲です。50才近辺の年齢の方ならザ・ピーナツが唄うこの曲をエンディングに使ったTV番組「シャボン玉ホリデー」の事はしっかり脳裏に焼き付いているのではないでしょうか。スターダストはジャズファンならライオネル・ハンプトンの1949年パサデナ録音を思い起こす方がほとんどでしょうね。さて、この曲の作曲家は?という質問に素早く答えが出せる方はもう中級者ですよね。ホーギー・カーマイケルですよね。インディアナ大学のロースクールで弁護士をめざし、その後に訪れた母校でかつての恋人に思いを馳せこの美しいメロディが作られた事は良く知られている事かと思います。

 作曲家として知られている彼は、ボーカリストとしても卓越したセンスの持ち主である事を示した一枚があります。スターダストこそやってないですが自身の作品を彼の渋いボーカルで録音したアルバムです。クレジットをみると"Skylark", "Georgia On My Mind". "New Orleans", "Baltimore Oriole", "Rockin' Chair"等の名曲が取り上げられており、これも彼の作品かと驚くのではないでしょうか?バッキングではArt Pepper(as), Harry Edison, Don Fagerquist(tp), Harry Klee(fl), Jimmy Rowles(p)のプレイも聴けますし、アレンジが「いそしぎ」のJohnny Mandelという顔ぶれですから超豪華です。ペッパーファンは相当に楽しめる一枚ですよね。

 原盤は確かパシフィックと思いますが、自分の所有盤は発掘再発通販レーベルとして知られたジャズトーンのものです。原盤とはロゴカラーが違いますが、ホーギーを知るには絶好の一枚です。欲を言えば、このメンバーでスターダストをきいてみたかった。イントロをペッパーに吹いてもらって、ウィリー・スミスと真っ向勝負してくれてたらなぁ・・・等と思いますね(笑)。