67camper's Blog

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十八番の「チェルシーの橋」、ベンの真骨頂だね!

2010-07-29 07:10:53 | jazz & vocal

Gerry Mulligan Meets Ben Webster
(Verve MGVS-6104)


「チェルシーの橋」という曲がありますが、ジャズファンにはお馴染みのビリー・ストレイホーン昨の名曲ですよね。自分が初めてこの曲に触れたのはトミフラのオーバーシーズだったと思います。乗りのいいリラクシンアットカマリロに続いてでて来るこのスローバラードの美しいメロディには今も魅了され続けています。サックスで「チェルシーの橋」と言えば、ベン・ウェブスターですよね。以前にも"The Soul Of Ben Webster"で取り上げられたこの曲について触れましたが、本日はマリガンを相方にしたこの曲の録音盤をアップいたします。

 メンバーはベンとマリガン、リズムはJimmy Rowles(p), Leroy Vinnegar(b), Mel Lewis(ds)という名手揃いです。メンバーだけでアルバムのカラーが想像できる面子です。チェルシーはA面トップに配されており、サブトーンを生かしたベンのイントロを聴くだけでノックアウトです。マリガンのバックグラウンドサウンドは裏面解説でwave-likeと称されるように、橋下を流れる川面のさざ波のような印象です。バリトンとテナーは音色的に似通っており、面白みに欠けると言うご指摘もあろうが、そんな方にはぜひともこのステレオ盤を推奨したいですね。ちょっとバトル風にも聞こえていい感じですよ!

 所有盤はsterephonicと大きくセンターレーベルに書かれたステレオ盤です。MGV8343がモノラルオリジナルでしょうが、このGene Grantのアーティスティックなカバーと相俟ってステレオ一押しの一枚でもありますね!