67camper's Blog

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アーシープレステッジの代表格、ウィリス・ジャクソンのテナー

2010-07-11 05:29:00 | jazz & vocal

Loose.../Willis Jackson
(Prestige 7273)


 プレステッジの7000番台はある意味ブルーノートの1500番台と同じでハードバップ期の珠玉の名盤揃いであることは良く知られています。プレステッジともに後期になるとオルガンを使ったファンキーでアーシーなアルバムをどんどんリリースして行きますよね。でもジャズロック調で洗練されたスタイルがブルーノートなら、プレステッジは何処までも泥臭い仕上がりのアーシーさを追求したものが多く、まさにコテコテです。本日アップのウィリス・ジャクソンなどはアーシープレステッジの代表格と言ってもいいでしょう。

 タイトルからして"Loose..."ってのがいかにもそれっぽいですよね。メンバーはWillis Jackson(ts), Frank Robinson(tp), Carl Wilson(org), Bill Jones(g), Joe Hadrick(ds)の五重奏団です。何と言っても聴きものはGatorことジャクソンのアーシーなフィーリングのコテコテテナーですよね。特にB-2に収録されたAvery Parishのブルージースタンダード"After Hours"のかけ声を交えた演奏はアーシープレステッジを代表するような演奏ですね。個人的に殆ど知らなかったロビンソンのラッパも予想外の大健闘です。A-3の”She's My Love", B-3の"What Will I Tell My Heart"のバラードもいい感じです。

 所有盤はプレステッジのBergenfield NJ, yellow/blackラベルのモノラルオリジナルです。黒さみなぎるカバーも好きですよね。ほとんど無視されっ放しと言っても過言ではないコテコテGator、結構いいですよ!。