67camper's Blog

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4枚組ライブなんて、良く作ったよなぁ・・・。

2011-06-06 00:13:38 | jazz & vocal

Shelly Manne & His Men at The Black Hawk vol.1(Contemporary S7577)
Shelly Manne & His Men at The Black Hawk vol.2(Contemporary S7578)
Shelly Manne & His Men at The Black Hawk vol.3(Contemporary S7579)
Shelly Manne & His Men at The Black Hawk vol.4(Contemporary M3580)

 モダンジャズではライブ演奏の2枚組なんてのは当たり前で先日アップしたMJQのヨーロピアンコンサートやラストコンサート,マイルスのアガルタ、ブラックホーク,マイファニーバレンタインとフォア&モア、メッセンジャーズのバードランド,カフェボヘミアなどあげたらきりがないですよね。3枚組以上になると極端に少なくなり,キースジャレット,コルトレーンの日本ライブなどが代表ですよね。勿論,JATPのようなツアメンバー全員参加ものでは3枚組は当たり前ですよね。ところが4枚組となると極端に少ないのではないでしょうか?本日はドラマー,シェリー・マンのブラックホークライブ4枚セットです。メジャーアーチストならともかくこんな渋めのクインテットで4枚もリリースしたコンテンポラリ,良くやったものです。

 渋めのメンバーは4枚とも全て同じでJoe Gordon(tp), Richie Kamuca(ts), Victor Feldman(p), Monty Budwig(b), Shelly Manne(ds)の五重奏団です。全14曲,10分前後の演奏が12曲,20分に近い長尺曲2曲の構成で,各自のソロを「もういいよ!」というところまで楽しめる選曲です。Summertime, Our Delight, Poincianaとつづくvol.1から各自の個性が全開です。コントロールの利いた吹奏で定評のあるゴードンとスムーズなカミュカのフロント、いい組み合わせですね。フェルドマンの良く唄うシングルトーン、ピチカートでのウォーキングがいいモンティ、マンの手堅いサポートとリズムセクションも良くスウィングしていますね。vol.2, vol.3のサイドBできかせる長尺の2曲のブルースも聴きものになっています。手堅いメンバーで4枚組という大英断を良く下したものです。マイルスのマラソンセッションという4枚セットでは契約問題で一気に収録した事が知られていますが,このシェリーマンの4枚組にもそう言った契約問題の関与があったのでしょうかねぇ???

 自分はバラバラと3回に分けて入手しました。1.2.3がステレオ録音,4のみがモノラル録音です。とうして聴く事はありませんが,いずれの4枚も甲乙つけ難いできです。西海岸のマラソンライブと言うと少し言い過ぎかな?・・・。