67camper's Blog

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フルートの枯葉を2枚まとめて聴いてみた!

2011-06-12 08:45:22 | jazz & vocal

Dream Weaver/Charles Lloyd
(Atlantic SD1459, jp.reissue)

 フルートの枯葉といえば、個人的には上のチャールスロイドの演奏なのです。この枯葉はAutumn Sequence(秋の情景)題された組曲風の構成の中心になる部分であり、これに組み込まれたことで知名度的には少し落ちるのかも知れません。ロイドというとフォレストフラワーでの力強いテナーのプレイも勿論捨て難い演奏ですが,この枯葉のアタックの強いフルートは一聴の価値があるのではなかろうか?とくにエピローグから急速調になる部分の爽快さは抜群だ。また,このアルバムでのリズムセクション動きには眼を見張るものがある。敢えてメンバーを紹介すると,Charles Lloyd(ts, fl), Keith Jarrett(p), Cecil McBee(b), Jack DeJohnette(ds)のカルテットです。特にキース、枯葉での従来のジャズの魅力を踏襲するかのようなスウィンギーなプレイもいいし,音を散りばめたかのごとき独自のスタイルはやはり一目をおかざるを得ないでしょうね。


What's New/Bill Evans with Jeremy Steig
(Verve 20MJ0006, jp.reissue)

 対抗馬はジェレミー・スタイグの枯葉です。知名度からはこっちでしょうね。エバンスの枯葉と言った方がとおりがいいかもしれないですかね。いつものスタイルで鍵盤に対峙するエヴァンスとジェレミー・スタイグの横顔をカットしてジャケの端っこに入れたカバーが印象的な一枚です。勿論,当時のエヴァンストリオ(Evans, Gomez, Morrell)にジェレミーが客演し、ジェレミーの名を世に知らしめた大名盤です。有名曲が並ぶ構成も捨て難いですし,何と言ってもエバンス好きには放っておけないアルバムでしょう。ご存知のように枯葉はA面最後にひっそりと納められていますが、ゴメスのピチカートに絡むジェレミーのかすれたフルートサウンドのコンビネーションが絶品ですね。

 所有盤はいずれも国内再発盤です。皆さん,どちらが好みなんでしょうね???