67camper's Blog

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アービンのテナーならやっぱりこのアルバムだ!

2011-06-10 20:44:41 | jazz & vocal

The Song Book/Booker Ervin
(Prestige 7318)

 キャンディドレーベルのブッカー・アービンは以前にアップしていましたがこのアルバムと並んでアービンの最高傑作にあげていいと個人的に思っているのがプレステッジの"The Song Book"です。プレステッジ,ニュージャズ系にはアービンのリーダー作品が最も残されていますが,中でも選曲(タイトル通りですね!)、メンバーともに最もジャジーで聴き易いアルバムが本日アップのこれです。アービンのアルバム中,最も最初に購入したアルバムで思い入れもダントツです。今から30年ちょっと前,新潟/石丸電気のレコード売り場が健在だった頃に買い求めたものです。勿論,シュリンクラップはシールド状態でした。当時はプレステッジ盤を購入してもファンタジーのオリーブラベルが全盛で、このアルバムを開けてブラックラベルである事に驚いたものです。これってブルートライデント盤とどっちが古いんでしょうね?あるいはどこか別の国の再発か・・・。

 それはさておき、メンバーはBooker Ervin(ts), Tommy Flanagan(p), Richard Davis(b), Alan Dawson(ds)のワンホーンカルテットで各人の好演が聞き逃せませんし,選曲がスタンダード中心でややもするとアバンギャルドなイメージが先行しがちなアービンのイメージからはややかけ離れた印象で、ビギナーでもとても聴き易く感じるのではないでしょうか?A面は"The Lamp Is Low", "Come Sunday", "All The Things You Are"の3曲,B面は"Just Friends", "Yesterdays","Our Love Is Here To Stay"の6曲です。個人的にはB面特に1曲目、トミフラの軽快なイントロから始まるジャストフレンズがお気に入りで,アービンの唄モノではキャンディド盤のスピークロウ,サボイ盤の枯葉と並ぶ3大名演だと思います。ワンホーンアルバムでみせるトミフラのプレイ、やはり折り紙付きですね。

 聴いてない方,もしおられたら必聴の一枚と思います。