風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

毛虫がでてくる季節、ご用心を!

2020年06月26日 | 自然(花 虫 樹etc)
2006年 初夏。
洗濯物をたたんでいた長女の体験談です。

トルコブルーの七部袖のTシャツをたたもうとした時なの。裏返しになっていたから、両手を入れて返そうとしたの。「チクッ」としたから「ん?」って思ったのよ。でも、気にも留めないで「ズズー」ってひっく返したら、「な、な、なんと…」毛虫がいたの―もう、驚いたのなんの…ってなかった!

でも、そんなに気にしなかったの。で、ね、その毛虫を外に放してあげたんだ。少ししたら、なんだか痒くなってきて。腕を見たら、「ブチッ」って赤くなってた。その時、お母さんが帰ってきたんだ…。

「すぐ、石鹸でよく洗ったよ。石鹸も無添加のものを使った」そう言って腕を見せてくれた。「お母さんがこの前、虫に刺された時、病院でもらった薬あるから、ちょっと待って!」

薬箱を見ると、未使用のものが1本残っていた。
「これ、すぐに塗るといいよ」
「うん、分かった」
「絶対、掻いちゃ~駄目よ。掻くとよけい酷くなるからね」
「分かった。そうする」
でもどうして洗濯物に入っていたんだろう!?

次の朝。
「どう、少しは良くなった?」
「薬、塗った時はおさまったんだけど、暫くしたらまた赤く腫れてしまった。痒かったけど、我慢したよ」
「その薬、1日に3回ほど塗るといいよ。仕事の帰りに、病院で診てもらったほうがいいよ。虫によっても症状が違うだろうし、処方箋もかわるかも」

数日が過ぎていった。
お互いに忙しくて、すれ違いが多かった。
ゆっくり話ができなかったのだった。

さらに、1週間が過ぎた。
「病院、行った?具合はどう?」
そう聞くと、「行かなかったよ」と娘。
「どうして?」
「だって、薬あったから…」

「で、どうなった?」
「なんと大丈夫だったよ!見て!こんなにきれいになった」
「ええ?跡残ってないね!そう、良かったじゃないの」
「うん、でもね。ものすごく痒かった!!!ず~とね。跡残ると思ったけど、大丈夫だった。ほら、こんなにきれいになったよ」

「庭にでる時は、必ず長袖で帽子をかぶること!絶対よ!庭で何かした後は、すぐにシャワーを浴びて、着替えなさいね」
「うん、そうするよ」
「今の時季は、虫が多いからね。公園とか山でも同じよ」
「うん」

私も虫刺されで、酷い思いをしたことが何度もあった。サザンカの木を剪定していて、チャドクガの被害にあったり…。忘れん坊の私は、そんなことがあったなど、すっかり忘れて…同じことを繰り返してしまったのだった。

最初に虫に刺された時、たいしたことないと思ってムヒを塗って様子を見ていたら…とんでもないことになった。毒がまわって、首だけだったのが、顔にまで拡がり…辛かった。さすがに、今では用心するようになったが…。

虫たちは、危険を察知すると身を守る為に毒を出すのですね。
(みなさんも、くれぐれもご用心を!)



コメント (2)
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