心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書TEN 明日は最終日です

2012-12-22 | 書TEN
                        会場風景




今日は朝から結構激しい雨の中、たくさんの方にお越し頂き、
午後からは晴れ間も見え、ワークショップも一時満員御礼となるほど
ありがとうございました 

それぞれの方の、最初に書いた文字から作品へと代わる瞬間の感激に立ち会えたこと、
それは、私自身が作品作りの過程で感じるそれと同じ、いえ、それ以上に
心わくわく、ほっこりとしあわせを感じる時間でもあります。

今回ワークショップをやらせて頂けたことで得た、なんとも言えない充実感は
これからの私のものづくりや活動に、きっかけをくれたように思います。

さて、今日はそのワークショップの模様をば。
あっちで呼ばれこっちで~状態だったので、全員の写真が撮れてなくて残念ですが。
それぞれのドラマについては、また後日。

早くも明日は最終日。 
ワークショップは午前中のみですが、展覧会は午後3時まで開催中です。
お時間ありましたらお出かけ下さいませ~。
会場でお待ちいたしております 





























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書TEN 早くも5日目

2012-12-22 | 書TEN


さて、いよいよ書TENも今日と明日だけとなりまして。
会場の作品は、まずは会場でご覧頂きたくてアップしていませんが近々。

今日は11時~と、2時~、「書いてみよう~お正月に飾る一字書」の
ワークショップがあります。
もしかしたら、私はずーっとかかりきりになるかもですが、
皆様のお越しをお待ち致しております 


今日の1枚は、メンバーの桃太郎さんが、初日に会場で書かれた作品たち。
あたたかいお人柄を感じます。
書TENの作品も、独特の世界に引き込まれます。 是非会場で 



今日はではでは、行って来ま~す。










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歩けば

2012-12-21 | 書TEN
                  「歩けば」 歩50種


12月23日まで開催中の 2012 書TEN が、神奈川新聞 でもご紹介されました 

今回の私の作品は、「歩けば」と題した50種類の「歩」たち。

えっと、前にも書いたと思いますが、またここで改めて。

今年のテーマが「翔」が決まった時、う~ん、世の中を見ても、私自身も
「翔」というイメージがちっとも湧いてこなくて、困ったなぁ・・と。
すると、メンバーの方より「じゃあ無理にはばたかなくてもいいんじゃない?」と。
あ、そっか・・  と、目からうろこでした。

そして・・
目の前にあるなんでもない日常を、それぞれの「歩」で坦々と重ねて行けたら
いつの日か「翔」の瞬間を感じることができるのかも~
という願いを込めて制作しました。

表具も画用紙に貼り込んだだけ、本当に目の前にあった便箋や封筒、
お菓子の箱なんかにも書いています。

以前、何かで読んだ話ですが、富岡鉄斎が訪ねてくる日は、襖や障子、
白いものは全部隠したものだと、どなたかが。
鉄斎は余白があると、何にでも絵を描いてしまったそうで、
私はこの話が大好きなのでして。
私もそんな風に、ヘタでもなんでも書いて書いて書きまくってみたいなぁなぞと 

さて、話は変わりますが、先日、カナダに住むIさんから1冊の本が届きました。
これは、その本が入っていた、Amazonの箱。 ここをあけるって書いてあります。
中身は、是非会場で開けてみてください  
後日ブログにも載せますが、そんなに期待させるほどのものじゃありませぬが 




私以外のメンバーの皆さまの作品は、10人のうち7名が現日会でご活躍の方々で
本格的な書の世界をお楽しみ頂けます。
私の作品を見て、な~んだ、この程度かって思わずに
ぜひお立ち寄り頂ければ嬉しいです


私は明日とあさって会場におります。
ワークショップも、土曜は午前11時~ 午後は2時~を予定しています。
もしかしたら満員御礼となるかもしれませんが、なるべく一人でも多くの方に
楽しんで頂けたらと思っておりますので、ご遠慮なくお声かけくださいませ。

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ワークショップ 書いてみよう~お正月に飾る書 

2012-12-20 | 書TEN
                木原光威氏が参考に書かれたはがきたち


18日に開幕した書TEN第1日目は、「書いてみよう~お正月に飾る書」と題した
ワークショップがありました。

お正月に飾れるような漢字をいくつか選んでありますので、
その中から、あるいは何か好きな漢字を一字選んではがきに書きます。

そして両面テープで、色の台紙に貼り、それを白い紙に貼って
壁掛け用に丸く穴が開いたシールを貼って完成です。

午前の部に、ブログつながりの香彩さん もご参加下さり。





真ん中が香彩さんの書かれた「春」の篆書。
両脇は、青葉台方面からお越し下さったお二人の作品。

そして~
かわいい女子大生のお二人、さすが~と思ったのは、作品の置き方が斜めだったり
一方に寄せたりと、感性はやわらかいなぁと。
私なぞ、つい整えて貼ってしまうからに 


左:「進」のしんにょうをぐるぐる巻きにして、先端をへびの顔にして舌は赤で13と。
  来年の年賀状にもなるでしょ、って。
右:凛という文字を、お洒落に仕上げていらっしゃいました。

そして、スペイン語の先生をされているという方も、是非やってみたいと
この日のスペイン語教室のあと生徒さんと一緒にご参加下さり。
書は初めてとのことですが、うそ~って感じでしょ 


「とても気に入りました」と素敵な笑顔で記念写真。

このあとも、超美人の中谷氏のお弟子さんや何名かご参加下さって
結局私は朝からほとんどずっと、ワークショップのテーブルにいた一日でした。

次回は、土曜:午前11時~ 午後2時~ 日曜:午前11時~ です。
作品を作ってみたい方は、是非お立ち寄り下さいませ  (無料です)


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今日から開幕 2012 書TEN ─翔─

2012-12-18 | 書TEN


昨日無事搬入、陳列完了。
今日から、2012 書TEN ─翔─ いよいよ開幕です。

会場のアートフォーラムあざみ野の会場は、とても気持ちのいい空間で
10人の作品がちょうどいいあんばいに展示もできまして、
皆様のお越しをお待ちいたしております。

ということで、今日は会場の雰囲気をば。



私も今日はまだ、全部を鑑賞する時間もなかったので、
明日ゆっくりじっくり拝見したいと思っています。

で、今回48枚50種の「歩」を書いた中の、また1点をば。



よ~く見ると、みーにゃ(我が家の猫)の足跡がついています 
あ~そこ通らないで~と言ったけど間に合わず、でもみーにゃとのコラボってことで

今回は表具はしないで、A3の画用紙をベースに、
1枚1枚作品にあわせて、色やデザインを自分で工作しました。

よく見ると粗も見えたり、おもちゃのような感じもありますが、
拙いながらも、それぞれに思い入れがあります。

機会がありましたら、会場でお楽しみ頂けたら嬉しいです。

10人のメンバーは、伊地知星夏、内山武彦、岡村雞守齋、越智麗川木原光威
多田翠香、谷合双辰中谷翠泉桃太郎(ずずいと下まで)と私です。

昨日は陳列のあと横浜の中華料理 大陸 で懇親会。
夜景もきれいに見えて、どれも美味しく~杏仁豆腐も絶品でした。

メンバーは新潟、高知と遠方の方もいらして、なかなか全員で会える機会も少ないのでと
書TENとしての今後の活動についてとか、熱く語り合い。
十人十色、思いもそれぞれ違う中、違うを尊重し、楽しみながら、ちょっとづつ
変わっていけたらとかとか。


さて、会場のご案内です。
田園都市線あざみ野駅改札を出て左へ、左手にある東急ストアを通り過ぎ
道路に出たら右折、すぐの信号を渡り右へ。
ゆるい坂を上って右手にメルセデスベンツ、そのちょっと先です。

明日は11時~と3時~、お正月に飾る書~のワークショップも開催しま~す。
ではでは、展覧会レポートはまた順次。

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2012 書TEN ─翔─

2012-12-16 | 書TEN
                       「歩」 (半紙)

しばしブログ更新ができずにおりましたが、皆さまいかがお過ごしでしたでせうか 

今日は衆議院選挙の投票日、しっかり行ってきましたが、開票速報を聞きながら
日本の未来にため息も出たり。 

そんな現実を背中で感じつつ、愈々明日は書TENの搬入日となりました。
今年もスタートが遅く、なんとなく気力不足でやることが遅く、
さっきまで作品工作やら、今回はワークショップもやるので
その準備をさっきまで・・・あとは荷造り 

今回の書TENのテーマは「翔」。
夏に決まったテーマですが、今の日本を思うに、
私自身はなんとなくしっくりこなくて、はて・・と思っていましたら、
ある方に、「だったら、無理に翔ばなくてもいいんじゃない?」と 

あ、そっか、と目から鱗でした 

おそらく大きな作品の中で、私のは大きくて半紙サイズと、小さいのばかりですが、
50種の「歩」を書き上げました。

表具も簡素なものなので、会場で見劣りするかもしれませんが、
今回の作品には、私なりの思いがたくさん詰まっています。

年末の気忙しい時期ではありますが、お立ち寄り頂ければ嬉しいです 

今年で3回目の書TEN 。
明日は搬入のみで、展覧会は12月18日(火)~12月23日(日)
横浜市にあるアートフォーラムあざみ野で開催です。



会期中、下記日程で「書いてみよう~お正月に飾る一字書」と題してワークショップもあります。
どなたでも当日、無料で参加できますので、機会がありましたらぜひ~。




よろしければこちらも、ずずいと下までご覧頂ければ幸いです。

昨年の新潟での書TEN

一昨年の小津ギャラリーでの書TEN

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「凛」

2012-01-07 | 書TEN

                     「凛」 A3パネル (半紙)

 

 

昨年12月の書TENに出品した、四十八文字による「生きている間には」という

作品の中の、この「凛」が、お嫁に行くことになりました。

 

「凛」は、新潟から一端里帰りをして、身支度を整えてから新潟のNさん宅へ。

家へいらっしゃいって言って下さって、「凛」も私もうれしいです

 

「心」、「笑」、「進」も、旅立つ準備中です。

 

文字や表現が、言の葉(ことのは)となって、何でもない日常に

安らぎや、勇気や元気を届けることができたら 

 

想いだったり願いだったり・・を

描いたり叶えたりするきっかけになれたら 

 

私にとっての「書」は、そんなこんなの相棒・・かな。

  

Nさんに頂いたご縁にも感謝です 

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「許す」は何色?

2011-12-26 | 書TEN

 

先日の書TEN(←ずずいと下までどうぞ~)会場で、

私の作品の前に高校生が立ち止まって何やらヒソヒソと。

 

うふふ~ と近づいてみると、「許」の作品について

「この人、なかなかセンスいいよ」って 

 

おほっ 

「あのぉ・・これ、私が書きました」

「え~。これ、かわいいですね  」

 

「ありがとうございます。実はこの「許」は、最後まで悩んだんです。」

 

許すって何色なんだろう・・

黄色でもない、ブルーでもない、うう・・ん。白かなって思ったんだけど

何かもうひと味足りない・・で、この花を添えてみました 

 

 

 

 

「許す・・の色?」

「そう。何色だと思いますか?」

 

彼女たちは顔を見合わせて、困ってしまったようで

 

「書は、白と黒の世界なんだけど、唯一色を許されるとしたら、表具なんです。

色や素材といった演出に助けられて、作品はまた別の表情になるんです。

人もね、誰かに支えられたり支えたり、褒められたりして存在してるようにね。」

 

「はぁ・・・」

「でね、許すって・・って考えてたら、ごんべんの口は、笑っているようにして・・

この花を描いてみようって思ったの。」

 

突然話し始めた見知らぬ人に、戸惑っていたようだけど                                     まだまだ話は続き・・最後まで話を聞いてくれてありがとうでした 

 

実は、これだけ違和感があるって感想を頂いたり、私も展示の際、居場所に悩んだけど                          「許す」ってことの難しさを、象徴しているのかな・・と、私なりの感想です

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書 TEN レポート最終回

2011-12-24 | 書TEN

                「古代中国人の生活」 by 桃太郎氏

 

 

早くも今日はMerry X’mas ! 

 

書TEN終了後、気が緩んで一気にだるおも~な体調に、更新遅れておりまして。

お~い大丈夫か~って、さっきお電話まで・・ありがとうござります 

ちょっとだけ気力出たので、遅ればせながら先日の書TENのご報告の続きをば。

 

最初の画像は、桃太郎氏の作品アップ。全体はこれ↓左。

古代文字の楽しい表情に、高校生達もしばし作品の前で立ち止まっていました。

でも、これ書くの、意外とむずかしそう。。

 

 

 右のは「おかげさま」。

ふと、斉藤けさ江さんの書 を思い出しました。

 

桃太郎氏は、上田桑鳩の最後の弟子でいらっしゃる。

私とは同じ会に所属する先輩でもあり、いつも叱咤激励を頂いておりまする。

抽象作品も数多く制作、このハート作品もここ数年テーマにされているようで。

 

 

 

下は「精一杯」と「アメイジング・グレイスより」

 

そして内山武岳氏の2作品。

「大丈夫心配するな何とかなる」

「世の中は起きて稼いで寝て食って後は死ぬを待つばかり」(一休禅師のことば)

 

 

 

朴とした温かいお人柄そのままの作品に、和みました。

 

そして、新進気鋭の若手作家としてご活躍の木原光威氏2作品。

 

 

「手のぬくみ」

「宮沢賢治の詩より」

 

そして先日もご紹介した大作の連作「谷川俊太郎の詩─生きる─」

 

詩はこちら→谷川俊太郎「生きる」

 

 

 

淡墨のにじみやかすれには、情味、悼み、安らぎを感じるなり。

そして木原氏の作品にある「揺らぎ」には、遊び心と言うよりも

生きる強さのようなものを感じたなり。

 

 

仮名作品の谷合双辰氏。

 

 

 

 

 伊地知星夏氏は、今年も表装も素敵。

「雪やこんこん・・」と右は「陸奥は健気なるくに・・」

 

 多田翠香氏も、おっとりされたお人柄を彷彿させる「逢」と「故郷」

 

 

 

今回は作品が多く、動画も撮影したのでyou tubeにアップしようと思い

さっきからやってるんですけどね・・どうもうまくいかず・・

ま、気長にお待ちくださいまし 

 

今回のテーマ「生きる」には、自分なりに思いも強かったのですが、

まだまだ途上。ご教示頂ければ幸いです。

 

ちなみに昨年の動画はこちら→2010 TEN  みてね~

 

 

 

ということで、なんとかご報告もできて・・今日はクリスマス・イブ 

 

気分だけでもってことで、あえて懐かしいこの曲をは。 

昭和な感じ~

 

Bing Crosby の  WHITE CHRISTMAS -

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「書は人なり」に思いを馳せて

2011-12-21 | 書TEN

                  「命」Ⅰ~Ⅴ 越智麗川氏

 

 

ここんとこ、更新もまばらだったので、ご心配を頂いたり・・

ども・・ありがとうございます 

 

新潟での書TENのご報告をと思いながら、

お休みしてた分仕事も溜まってたり、急に自宅の水周りの定期清掃が入るってことで

すんごいことになってる部屋のとりあえずの大掃除に追われてたりしまして  

まずは、皆さまの作品の一部からご案内させて頂きます。

 

入口は入ってすぐ、目に飛び込んでくるのは越智麗川氏の五つの「命」。

それぞれの「命」への強い思いを感じ。

 

 

 

そしてその奥の2×83枚の大作は『生きる欲望─村山槐多の詩「病める時」』。

会場はあまり明るくなくて、というか・・腕が悪くて画像がはっきりしませんが 

           

 作品アップは→こちらから

越智氏のもう1点、先日説ブログでもご紹介した イワノ硝子さんの 加工による作品。 

 

 

 


岡村雞守齋氏の「旅道連世情」(旅は道連れ世は情け)と「是非」。

 

  

今年も迫力のある、そして生身の吐く息を感じるような大胆な作品。

文言の選び方も、岡村氏らしいなぁ・・と 

 

岡村雞守齋氏「朝日」

 

作品は、書き手の思いと見る側の思いが、必ずしも一致はしないし

ご本人といくらかでもお話ができたりすると、そのお人柄や思想やらも背景に

また違った作品鑑賞もできるわけで 

 

越智氏、岡村氏ともお話を重ねるごとに、より個性を感じることとなり。

 

はたまたご本人との会話がなくても、作品からその人への思いを馳せることもまた、

作品鑑賞の楽しみのひとつでもあり 

 

書は人なり。

そんな思いから、見たときにどんな印象を持たれたか、

ちょっとづつ作品ご紹介の折にでも、ご感想などお聞かせ頂けたらうれしいです 

 

ということで、今日はここまで 

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