心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書TEN レポートその3

2013-11-19 | 書TEN
                 岡村雞守齋氏 「左右逢源」部分アップ


えっと、ちいと細かい用事が多くて更新が遅くなりましたが、
先週までの書TENの作品をいくつかご紹介します 

まずは新潟の岡村雞守齋氏の作品から。
全体はこちら↓ 



「男気」という文言から、濃墨、剛毛で、と思い描いてしまいがちですが
淡墨でおおらかなこの「男気」、岡村氏のお人柄を感じます。

本当の男気というのは、こういうものでないのかしらん、なぞと惚れ惚れ

最初の画像↑の「左右逢源」の意味は、右からきても左から来ても元々は同じ、
というような意味だそうです。

右の作品のアップ↓ 絡まった心をほどいてくれるような世界を感じます 



そして越智麗川氏の作品。
テーマに選ばれる文言は、生きていくことへの強い思いや世相を表現されることも多く、
心にずしりと響いてくるのでして


「脱」


「人間失格より」


「昨非今是」(さくひこんぜ) 昨日は非と思ったことが今日は是と思うこと。


こちらは伊地知星夏氏
強さの中にあるたおやかさみたいなものに、やはり書は人なりなんだなぁと思うのでして。


「生々流転」


「一木一艸」


「黒田杏子の句」


木原光威氏


「橋村満の詩『断章』より」

下方部分アップ↓



「宮沢賢治の詩より」


中谷翆泉氏。


「古」


「礎」


「半瓦当文」


多田翆香氏。


「変」



桃太郎氏。


「よっぱらい(画讃着彩)」


「とり(着彩)」



「書 TEN」は今年で4回目、私なぞ最後尾からえっちらおっちらと着いていくばかりですが、
力の違い、色の違いを悩まず迷わず、自分らしさを探していけばいいのかなと
今回のテーマ「変わる」を実感できた展覧会でした。


そうそう、そして今回も私の楽しみのひとつ、ワークショップをやらせて頂きまして
テーマは年賀状。皆さまの笑顔をたくさん頂いて、楽しや嬉しやのひと時でした。
ご参加下さった皆さま~ありがとうございました 




ということで、書展レポートはここまで。懇親会での美味しいものレポートは次回また 

それから、桃太郎さんも出品されている六人六様展が、20日まで有楽町マリオンで開催中です。
コメント (6)
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