心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

Jazzを聴いていた頃

2021-06-29 | Music and abstraction
              半紙に描いた作品の部分
 
 
 
   最近、小学生の頃住んでいた国立の映像が、ふと浮かぶのでして。
 
   当時住んでいたのは、昭和の平屋。庭には一応小さな池があって。
   隣町の医師の野上先生が、時々川釣りの帰りに立ち寄って、
   釣った魚の数匹は台所で調理されて、残りの数匹はその小さな池に放して。
   でも、数日で猫に食べられたりしていたかも。
 
 
   父の友人は変わり者が多くて。
   たぶん父も相当の変わり者だからだけど。
 
   確か東大の教授だった、名前はなんだっけな・・大抵夜遅くに、
   いつもカランコロンと下駄を鳴らしながら訪ねて来られて。
 
   その音が遠くから聞こえてくると、父が慌てて電気を消せ~と。
   なにせ、その先生はとにかくお喋り好きで、朝までなんてことになるわけで。
   色白で目も口も声も大きくて。(って、子どもの頃の印象だけど)
 
   教授は「電気消しましたね、起きてるでしょ?」と、玄関をノックし続けたと
   あとで聞いたような記憶が(笑)
 
   時々、野上先生とその先生と、父と母とで深夜まで語り合い
   大いに笑う大人の会話が、内容はわからないけど、羨ましかったなぁ。
   いつかその仲間に入りたいと思っていたものでした。
 
 
   そのころ、家ではよくJazzが流れていました。
   Sonny Rollinsとか、コルトレーンとか。
 
   もちろん歌謡曲全盛を共に生きてきましたが、歳を重ねてまただんだんと
   Jazzを聴きたくなってきたところです。
 
   Jazzの好きなところは、そこに流れる豊かな時間と信頼、なのかなと。
 
 

   ということで、今日はこの曲と♬

   Hannibal and the Sunrise Orchestra - Misty

   
  
 
   
   
コメント (2)
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