昨日は、春日さんの個展のあと、六本木 605 画廊で開催中のタシロサトミ小品展にもお邪魔しました。
会場にいらしたタシロさんに、たくさんお話も伺えて。
作品のテーマはずっとひとつのものを持っている、と。
タイトルにあるUsedー
愛用の革製品や洋服など、使っているうちに柔らかくなったり、色褪せたりほどけたり角が取れたり、境目がなくなって混ざり合ったり、そういうものをモチーフに表現している、と。
大切なものと重ねてきた時間に思いをはせるというのは、ものだけではなく、人と人の間にもあるような。
安価ゆえに使い捨ての時代に生きる私たち、どこか人と人との関係も簡素化、無人化されようとしているような。
作品のパネルは、通常のものに自分で木枠を重ねて、角はのこぎりで丸く削ったオリジナルのパネルだそうです。
背景はたいていはグレーが使われ、アクリル絵具の色は混ざり合い、重なり合い、浮いたり沈んだりしつつ、境目のない曖昧に心地よく響き合い。
どなたかが、世界地図のようですね、と感想を。
国と国の間の境界線のない地図ーと思ったら、私の表現したい世界がこの中に見えたのだとしたら嬉しい!とお話下さり。
画面を埋め尽くさず余白を内在し、それは地図ならば海?
そんなことを考えたりお話していたらつい長居をば。
タシロサトミさんのWeb
http://www.satomitashiro.com/
タシロサトミさんの作品は、10月7日まで多摩美術大学展でも100号の大作が展示中だそうです。
11月19日ー25日まで、パルテノン多摩特別展示室で巡回展も。
昨日は思い切って出かけてよかったです❣️
その後、実家に寄り土曜から母のショートスティの支度と父の食事支度〜。
それもこれも、好き〜の気持ちは、肋骨の痛みなどなんのそのなのら〜😙❣️🤣
タシロさんの個展は10月1日まで。12:00〜19:00
会場は六本木 605 画廊
9月30日は、六本木アートナイトのため22:00まで。
国立新美術館をミッドタウン方面に出てすぐ左のレンガ作りのビル。
港区六本木7-5-11 カサグランデ・ミワ605