11/3のブログで、甲骨文についてご紹介しましたが、実物は亀の甲や獣骨に
彫られたものなので、直線的で素朴な情緒が魅力だけれど、刀を筆に変えると
また別の表情が見えてきます。
そういえば以前、版画用のローラーを使って、油絵の具で書いた作品を出品したことも。
どこかに写真でもあったかな・・。あとで探してみよぉっと。。
写真左は、「光」という字。
チューリップのような部分は「火」で、その下は「人」。人の頭の上に火を乗せた形らしく。
右は「昔」。肉を重ねて天日干している形とか。
「漢字のルーツ古代文字で遊ぶ」マール社より
う~ん、なんとなくイメージできるような・・・。
甲骨文字を見ているだけで、モヤモヤしたものがスーッと消えて、不思議と
素直な気持ちになってきます。
あ~こんな時代に生きたかったなぁ・・・って。
今回はやわらかい羊毛の筆で書きました。
このサイズだと筆の勢いがよくわからないんですが、やっぱり書の、背中が
ムズムズするような感激感は筆力、筆のタッチ、墨色なんですよね。。。
私はどうも、筆が割れてかすれた線がたまらなく好きみたいです。
太く迫力のあるかすれも好き、くすぐったい感じのかすれた線はもっと好き。
「光」という字の下半分の姿もなんとも、イトオシイじゃありませぬか。。
火を頭に載せてる姿と思うと、「光という字」を書くという感覚を忘れて、
「光」と語り合うっていう感覚が沸いてきます。
その感触を味わえたら、書はもっと楽しくなるはずです
分厚い書道辞典を肴に、お~いいネ!この表情!なんて言いながら一杯!
な~んてのも、なかなかオツなものです。(オヤジっぽい?)
そうそう、人との関係もそんな感じがいいのかもしれないですね。
イメージや固定観念は捨てて、それぞれの感性でもって。。
毎日作品拝見していますっ
とても素敵ですね。古代文字にはいろいろ意味が
直接的な線になってておもしろいですねっ。
「光」も好きですが、沙於里さんの「昔」のこの字、
思い出や遠い時間の流れが感じられて、好きです。
←こんな具合です。
ところで、山頭火の作品を書かれるとき、
私もとっても反応してしまっているのが分かります!
沙於里さんの受け取る山頭火の世界観がとっても好きです。
また楽しみにしております~。
この「昔」と言う甲骨文字、なんとも楽しい表情で、いろんなイメージがわいてきて、何度か大きな作品にもしています。
甲骨の魅力は、やっぱりそのまんまを形にしたところ。どうやってその文字ができたのかを知ると、更に「生きてる!」って感じられて、うれしくなります ←私もこんな感じです。
ところで、山頭火の句・・私もなんだかビビビッときちゃいます。今の自分にあってるんでしょうね。。
これからも書いていこうと思いますので、またご感想聞かせてくださいね
いつもありがとうございます。
私もまつこさんの絵とことば、いつも楽しみに拝見しています