気がつくとX'masも終わり、師走も残り4日!
全然更新ができていなかったので、展覧会レポートをもうひとつ。
12月6日~11日までセントラルミュージアム銀座で開催されていた扶桑印社展。
書の師のご子息、稲村龍谷先生もいらして、お話を伺いながら、拝観。
卯中恵美子氏
奥には今回特別展示の塼(せん)の古い拓本も。
もしや‥と拝見すると、師の蔵書印が押してあり、思わず涙が溢れてきて。。
お元気だった頃、愛おしそうに解説されていた師の声が聞こえてきました。
龍谷先生も、この機会に一堂に展示できたことは
とても感慨深いです、とお話しされて。
篆刻の世界も、時代の流れとともに、新しい世界を模索中とのこと。
とはいえ、たとえば仮名文字の篆刻や、形の新しさを求めるのは
どうなんだろう・・・と。
限られた方寸の世界の中で、古典を鑑みつつ新しいことをやる、
それは難しいけれど、挑戦していきたいことだ、とお話し下さいました。
それは書の世界でも同じかもですね。
古典を学ばないまま、書の線を身につけないままの作品は、
とかく奇をてらったりするものも多く、
長い間見ていると、どこか居心地の悪さを感じてしまうというか。
さてと。
私も臨書しなきゃ。
書いて書いて書きまくっていた頃の感激を、思い出してきました
龍谷先生、ありがとうございました。