またもや一息入って、「沖縄旅行3日目はひたすらドライブ(その2)」のつづきです。
私、子どもの頃は、動物園とか水族館
とか植物園
とかあまり好きではありませんでした
。嫌いではないものの、連れて行ってくれと親にせがんだ記憶がまったくなく、保育所や学校の遠足などで行くだけで充分だった気がします(代わって、私がたまらなく好き
だったのはお祭り
)。
それが、歳を取るにつれて、こんな生き物を集めたところが好きになってきまして、5年半前に大阪の海遊館に行ったときは、私の水族館に対する見方が大転換してしまいました
水族館ってこんなに楽しいんだ とネ
もっとも、その後、水族館に行くこともなく、今回の沖縄美ら海水族館の訪問に至ったわけです。
それはともかく、いやぁ~、(その2)に書いたとおり、ホント、楽しかった
沖縄美ら海水族館自慢
の巨大水槽と巨大なジンベエザメ には度肝を抜かれましたし
、大小様々なエイが泳ぐ様は優雅で、ダンスを見ているような気になりました。
その巨大水槽、「世界最大」の看板はドバイ・アクエリアムに譲ってしまったそうですが、その観客と魚たちとを隔てるアクリルパネルがまた凄い
右に載せた巨大な寒天のようなものが、アクリルパネルで、厚さは約60cm
横から見ると厚さ数cmのアクリルパネルを貼り合わせて作られていることが判るのですが、正面から見ると、普通のきれいな一枚のガラス板にしか見えません
いったいどうなっているのでしょうか
実は海遊館の水槽も、沖縄美ら海水族館の大水槽も、さらに世界最大のドバイ・アクエリアムのパネルも、香川にある日プラというメーカーが作ったものだそうな。
日プラさんを紹介したこちらの記事によりますと、
沖縄に建設される美ら海水族館から、目玉となる「黒潮の海」展示水槽の話がきたのは、01年のこと。設計図には何と、外枠の高さ8・2m、幅22・5mという、世界にも例のない超巨大な窓が付けられていた。
ところが、この設計図を見た日プラの社長さんが、
「観客には窓があることさえ忘れてほしい。まるで海の中にいるみたいな気分になれるよう、水と魚以外は視界から消せないか」
とおっしゃって、現在のような、補強材のない、まるで一枚のガラスのような巨大なパネル製作に繋がったのだとか。
一般人には気づかないところに、日本の技術が潜んでいたのですねぇ。
名物・巨大水槽の「黒潮の海」以外にも、見どころがたくさんありました。
今回改めて不思議に思ったのは、南の海に住む魚って、どうしてこんなに色鮮やかなんだろうということ。
こんなきれいな魚たちが泳ぐ南の海、潜ったら夢の世界なんだろうな、と、ダイビングする人たちの気持ちが判る気がしました。
また、きれいな魚がいる一方で、こんなひょうきんなかわいらしい魚(ヘビやミミズの類ではない
)とか、
とんでもない面相のこちらとか、
こちらとか、
眠りこけている(まぶたがないので確たることは言えませんが)のとか、
次から次へとワクワクする魚たちが現れて、もう、タ・マ・リ・マ・セ・ン
さらに、ウミガメさんが、よぉと挨拶しながら(?)目の前を泳いでいくし、
セイウチくんは、前ビレを足のように使って「歩いてくる」し、
これほど多様な生物が生きている海、大事にしなければいけませんなぁ。
改めて、沖縄に来たからには、沖縄美ら海水族館を見に来ないともったいないと強く思った私でありました。
【追記】「お祭り好き」と「エイ」で思い出したことがあります。
私、幼少のみぎりは、毎年7月、母の実家にお祭り見物に行くのを楽しみにしていました。
母の実家に行くと、出される料理の中に必ず入っていたのが、カスベという食べ物。
何かを甘辛く煮詰めたもので、私の実家では食べたことなく、母の実家の街でしか食べたことがありません。
形も妙だし、食感も独特だし、いったい、これは何だろうか?と長いこと思っていました。
このカスベなるもの、Wikipediaの「エイ」に記述されているように、
(エイの)ヒレの軟骨部分を長時間煮て甘辛く煮付けたもの
です。
長いことカスベを食べていません。
首都圏でカスベを食べさせてくれるお店はあるのかな… (2012/05/19 19:56)
つづき:2012/05/26 沖縄旅行3日目はひたすらドライブ(その4)