いよいよ世紀のイベント「金環日食」が近づいてきました
いつものStella Theater Proで現在(5月20日 7:33)の状況をシミュレートしますと、
かなり太陽と月が接近しています。
これが24時間後には、
おぉ、金環日食
しかも、太陽と月が重なっているだけでなく、水星・木星・太陽&月・金星がほぼ一直線
もっとも、金環日食の真っ最中でも、このシミュレーションのように星空が見えるわけではなく、「薄暗いかな?」程度のようです…
国立天文台のサイトによれば、東京では7時31分59秒に金環日食が始まり、7時34分00秒に食が最大になり、7時37分00秒に金環日食が、そして9時02分37秒に日食が終わるのだそうで、私は通勤途中の東名高速・港北PA(下り)で見物しようと考えています。
その見物方法はといいますと、もっとも簡単な方法、ピンホール作戦
小さな穴を空けたカードを準備して、その影を観察してみようというもの(詳しくは「世界天文年2009 日食観測ガイド」をご参照ください)。
これなら眼を痛める恐れはないし、お金もかかりませんから
先週金曜日、ふとあることを思いつきました。
うまく5つの穴を開けたカードを使えば、金環がオリンピックのマークを描くのではなかろうかということ
本番を明日に控えて、実験してみました。
こんな風に影が映れば、「金環でオリンピックマーク」が期待できます
ところが、試作品をつくって、白い紙に映すと、
だめだぁ~
太陽光は限りなく平行に進みますから、五つの穴はいつまで経っても独立した五つの穴で、重なり合うことはありません
こんなことは小学校で習ったはずなのに…
先週木曜日の通勤途中、東名高速・港北PA(下り)のコンビニでその日の昼食を買ったのですが、レジ横にこんなカードが置かれているのを発見
「宇宙兄弟公開記念 日食観測用 ピンホールカード」とな
これがあれば、わざわざピンホールカードを自作する必要はありません。Lucky といただいてきたのは言うまでもありません。
もっとも、その後、「金環でオリンピックマーク」なんてことを思いつき、今日に至っているわけではありますが…
そんなこんなで、金環日食当日は、この「宇宙兄弟公開記念 日食観測用 ピンホールカード」を使って観測することにします。
そして予行練習も無事に完了
ただ、天気が…
天気予報によると、太平洋沿岸地域は曇りっぽい…
たった5分間のできごとなのですから、その時間だけでも雲間に太陽が見られるよう、空に気合いを送りましょう
そんな思いを込めて、昨夜、映画「宇宙兄弟」を観てきました
ストーリーの流れとかエピソードとか、登場人物のキャラクターとか、かなりベタな感じでしたが、映画にとって最も重要な「絵」は良くできていたと思います。
いくらかでも宇宙に興味を持っている人にはお奨めできる作品ですぞ
と、金環日食のジャスト24時間前に書き始めたというのに、洗濯だ、朝食だ、ピンホールカードの実験だと、アップするのにこんなに時間がかかってしまいましたとさ
つづき:2012/05/21 ピンホール・カード作戦は空振り