帰省旅行が間に挟まって、どのシリーズを中断したのだったっけ? と思ったら、関西旅行記でした。
まだ国立民族学博物館(みんぱく)編が未完でした。
そんなわけで、8月2日の記事「2週連続遠征、まずは関西遠征記(その4)」のつづきです。
「その4」の最後に紹介したアフリカの衣装のつながりから、「衣装系」を特集しましょう
まず、写真では判りづらいかもしれないけれど、巨大なこの衣装
ヨルダン・サルト地方の「ハラケ」と呼ばれる「女性用長衣」だそうで、「身丈3m、袖丈2m以上」もあります
この地域の女性たちが巨大だから、、、というはずもなく
、
まず裾が足元にくるように調整して帯をしめ、上部に余った布を整えて下にたらす。
だそうで、こちらのサイトで完成形をご覧いただけます。
究極のサイズフリーですな
次はセクスィーなこちら。
説明板には「ダンダシュのベリーダンス衣装」とあります。
「ダンダシュ」というのは、「現在のエジプトを代表するベリーダンサー」だそうで、こちらのサイトに、みんぱくの西尾哲夫教授がこの衣装を「収集」したときのことが書かれています。
さらに、ダンダシュさんご本人が2年前にみんぱくを訪問されたそうで、こちらにはご自分の衣装を前にポーズをとるダンダシュさんが
女性用の衣装が続きましたので、次は男性用。
ギリシャ正教の聖職者の衣装でして、右が司祭服、左が大主教の祭服だそうです。
司祭服は聖職者らしく地味ですが、大主教の祭服は、いくら最高位の大主教とはいえ、いくら祭服とはいえ、派手すぎ
じゃありませんか?
胸元をアップしますと、、
キンキラキン
荘厳さ以上に、権威を感じてしまいます。
ちょっと私の持つキリスト教のイメージとは違うような・・・
ちょっと複雑な思いを抱えつつ、次の民族衣装、どの地域のものだと思いますでしょうか?
私としては、中南米をイメージしたのですが、正解は日本のお隣、台湾
黒と金を基調として頭上に羽根を頂く左の2つは、台湾の南部や南東部に居住しているというパイワン(排湾)族の衣装で、右の赤基調の衣装は、台湾の中北部に居住してきたというタイヤル(泰雅)族の衣装だそうです。
説明板によりますと、
みんぱくには、日本統治時代(1895~1945年)に収集された台湾原住民族に関する道具や衣服が収蔵されている。これらは学術資料として研究に活用されるだけでなく、原住民族の人びとにとって、祖先の営みを伝える文化資源として注目されている。
だそうです。
へぇ~ ですねぇ。
「衣装編」の最後は、私がもっともステキだと思ったこちら。
青紫の地に金をあしらった色遣いはシンプルながら、たくさんのヒダがつくり出す陰影が凄く魅力的です
これで終わりにしようかと思ったのですが、これもまた衣装だろう と、こちらの帽子を載せましょう。
色遣いといい、デザインといい、ホントにcute
そういえば、日本でも、冬になるとチュリュを被っている女性を見かけるようになりましたねぇ。
たいへんに結構なことだと思います。
ところで、関西遠征記とはまったく関係ないのですが、私の夏休みは明日でお終い。
明日はUターンドライブで帰宅します。
実家の夜は、扇風機だけで爆睡
できるくらい涼しい
のですが、帰れば熱帯夜
が待っているんだろうな・・・