「(秋田)県南小旅行記(その10)」のつづきです。
横手市増田町の「内蔵」を見物する私と友人の二人組、「佐藤三十郎家」の次に見学
したのは、ホントに成り行き
でお邪魔した「山吉肥料店」でした。
「山吉肥料店」は、増田のメインストリート、中七日町通りに面する建物群の中でも間口が広くて、立派感が漂う建物ですが、中に入ると、通りからの眺め
に輪を掛けた凄い建物
でした
入口を入ると、「通り」と呼ばれる土間がずっと続いていて、
さらにずっと続いていて、
何とも豪壮な台所(4~5人が一斉に洗い物できそう)の横を抜けると、、、
黒漆喰が輝き、鞘飾りと呼ばれる土蔵の外壁を保護・装飾する木製の囲いが美しい、内蔵が現れました。
案内してくれたのおかみさん(だと思う)の説明によれば、この内蔵は、増田の内蔵の中でも最も遅い時期(昭和初期)に造られたものだそうで、内蔵の集大成とも言えるものだとか。
鞘飾りの上部を飾る「麻の葉」文様が、とにかくシャープで美しい
そして、よく見ると、壁の段差が丁寧に面取りされています。
ちなみにキャットウォークのようなすのこ状のものは、土蔵の2階の戸(窓)を閉じるための足場だそうです。
さらに豆知識。
土蔵の扉部に造られているこの文様、
蛇を模したものだそうで、蔵の中のものが鼠に囓られたりしないようにするためのおまじないのようなものだとか。
なるほど…
内蔵を抜けると、庭がありまして、、、、、
と、関西(奈良)旅行に出発する前にこの旅行記を完結させたかったのですが、断念しました。
明日も朝が早いもので…。
う~ん、、残念
つづき:2016/09/19 (秋田)県南小旅行記(最終回)