「Blue Note JAZZ FESTIVAL参戦記(前編)」のつづきです。
毎週末のルーティン・ジョブ(給油とビール
の買い出し)を済ませてから出かけた
ため、「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」(BNJF)の会場、横浜赤レンガ・パークに到着したのは、開演時刻を遙かに過ぎた13:30頃
で
、場外にもMarcus Millerバンドのキレの良い演奏
が鳴り響いていました。
よくよく考えてみれば、私が横浜赤レンガ倉庫にやって来たのは、横浜赤レンガ倉庫が商業施設としてオープンして間もない2002年7月に開催された「メロンパンダ カフェ」以来のこと。
そうそう、千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館(歴博)で、全盛期(前世紀)の赤レンガ倉庫付近のジオラマを観ましたっけねぇ…(記事はこちら)
それはさておき、私はA指定席のチケット
を持っていたのですが、既にMarcus Millerの演奏が始まっていたし、とりあえず会場全体を見物しておこうということで、Marcus Millerの演奏をBGM
に、会場内をブラブラ
しました。(これはこれでフェスっぽい
)
まずは、ドリンクチケットを缶ビールと引き換えて(変な風習だよな~
)、それを飲みながら喫煙所
やトイレ
の位置などを確認
「MISIA × TAKUYA KURODA」のステージ、スタンディングエリアにあるDIZ STAGEの最前列には見知った顔が並んでる…
みんな、DIZ STAGEに背を向けて、数百メートル先のBIRD STAGE(の映像
)を眺めてました。
凄いなぁ、MISIAの登場までまだ2時間以上
もあるというのに…
ところで、この2つのステージの名前は、Charlie Parker (BIRD)とDizzy Gallespie (DIZ)のニックネームから採ったものだとか。
このお二人、ジャズの一形態「ビバップ」の代表的なジャズ・プレーヤーです。
さて、会場を一回りした私は、指定席に着席することなく、スタンディングエリアに戻り、芝生に座ってMarcus Millerの演奏を楽しみました。
そして、Marcus Millerの演奏が終わると、DIZ STAGE直近のエリアを除けば、間隔をとって芝生に腰掛けていた人たちが続々と立ち上がり、DIZ STAGE近くに結集
私も遅れを取るまいと立ち上がり、「MISIA × TAKUYA KURODA」の鑑賞ポジションを確保しました、、、が、結構ステージから近くても、良くない場所だったことは「前編」で書いたとおりです
「MISIA × TAKUYA KURODA」のステージのことは「前編」で書きましたので、ここはすっ飛ばして、その終演後のことから…。
いやぁ~良かったなぁ~ と大満足
のうちに、一服
するべく喫煙所に行くと、なんとまぁ喫煙者でギッシリ
会場内の喫煙所はDIZステージ近くの1か所なので、チケットの券種を問わず、「MISIA × TAKUYA KURODA」を楽しんだ喫煙者が時間差無く喫煙所に集結してしまったんですな。
そうこうしている内に、BIRDステージではGeorge Bensonが始まったぁ~
慌てて、A指定席エリアに入り、自席に着席してGeorge Bensonを聴きました。
ところが、3~4曲ほど聴くと、、、飽きた
私にはGeorge Bensonは合わないみたいです。
音楽的にも、金色
のゴツい腕時計
をしてステージにあがるとか自分のロゴを並べたストラップを使っているとか、そんなセンスの面でも、合わない…
周りの方々には失礼ながら、途中退場して、会場外で行われているはずの黒田卓也さんのトークショーを観に行くことに…
ところが、トークショーに出演していたのは、、、
あれっ? Marcus Miller
なぜに? とタイムテーブルを見ると、Marcus Millerのトークショーは15:30からのはず、、、なんですが、その時間帯後半、Marcus Millerは「MISIA × TAKUYA KURODA」のステージに乱入していたのでした…
Marcus Millerはとても気さくな感じで、なかなか楽しいトークショーでした。
それにしても、黒田さんのトークショーはどうなったのだろうか
この後、かなりイマイチなソーセージをおなかに押し込み、ビールで口直ししながら、
ジャジー&ソウルフルな歌声、スティーヴィーに見出され
メジャーデビューを果たした話題のシンガーが初来日
というAndra Dayを聴く場所を確保するべく、再びDIZステージへ。
大桟橋には巨大な客船「ダイヤモンド・プリンセス」
が停泊していました。
ホント、デカい
だんだん薄暗くなってきました。夕方頃から降るかもしれないとの天気予報が出されていたものの、雨が降り出す気配ありません。
雨具やバッグをしまい込むためのゴミ袋を持参していましたが、それは無用になりそうな感じ。
よしよし です。
そして、Andra Dayのステージが始まりました。
このAndra Day、CD、TV・ラジオを含めて初めて聴きましたが、とにかく素晴らしかった
結構クセのある音質の声で、合わない人には合わなかもしれないけれど、声のコントロールや感情の入れ方なんか、もう凄い
加えて、衣装や身のこなしや小物の使い方も含めて、ちょっとレトロな感じにまとめていて、それが心地良いし、何よりも、「BLACKの血」が感じられる歌声がたまりません
こりゃ、日本人にはマネのできないところかもしれませんな。
BNJFでの一番の掘り出し物は、このAndra Dayだった気がしました。
バンドも良かったし、Key BoardのCharles Jonesさんは歌も上手かった
です。
Andra Dayのステージのあと、例によって喫煙所に立ち寄りましたが、「MISIA × TAKUYA KURODA」の後に比べればユルユル
でした。
BNJFの大トリはEarth Wind & Fire。
すっかり日が暮れて、ダイヤモンド・プリンセスが美しい
あれっ? ダイヤモンド・プリンセスが動いている
と思ったら出港の時刻
だったようです、と、そのタイミング
を見計らっていたかのように、Earth Wind & Fireのステージがスタート
次から次へと、ヒット曲が繰り出されて、私は若かりし頃を思い出して
、うれしさと楽しさで大盛り上がり
終盤には、ここにもMarcus Millerが登場して、演奏に参加してくれました。
Marcusったら、自分メインのステージ、MISIA + TAKUYA KURODAのステージ、トークショー、そしてEW&Fのステージと、大活躍
人間的に良い人なんだろな、Marcus Millerって…
こうして楽しさで一杯のEW&Fのステージを最後に、今年のBNJFが終了しました。
ただ、楽しいことは楽しいけれど、初めて生のEW&Fのステージを観て、新発見があったかと問われれば、、、それは無かった。
こうしてみると、今年のBNJFは、MISIA + TAKUYA KURODAとAndra dayとMarcus Millerに尽きる感じかな。
この眺め、いかにもYOKOHAMA~ぁ
そして赤レンガ倉庫のライトアップが美しい
かなり疲れたけれど、かなり楽しかったBNJF、行ってきて良かったと思っています。
開催2日前の木曜日に参戦を決意してチケット
を購入したんですけどね。
それにしても、あの素晴らしかった MISIA + TAKUYA KURODAのステージ、映像メディア
で残らないのかなぁ。せめて音声メディア
ででも
参加した人たちの記憶の中にだけ残るなんて、もったいなさ過ぎます
以上、まったくもって私的な参戦記でした。