「良弁僧正1250年御遠忌慶賛遠征記 #1-2」のつづきは、今回の遠征のメインだった「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶賛『MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023』」2 daysのお話です。2日分をまとめて書きたいと思います。
最近のMISIAのライヴは軒並みタイトルが長いのですが、それにしても、今回はとりわけ長い
さて、「PEACEFUL PARK」というタイトルのライヴは、今年8月5-6日に河口湖ステラシアターでも開催されました。こちらは、フェス形式だという事前告知があったことと、帰省のタイミングとぶつかったこともあって、私はパスしました。
東大寺大仏殿前庭での「MISIA PEACEFUL PARK」の方は、タイトルに「MISIA」の名が入っていることから、ちょっとはゲストが入るかもしれないけれど、「MISIAのライヴ」であるはずだし、なによりも、会場が東大寺大仏殿前庭だということで、迷わず、チケットをget
しました。
でも、ゲストの数がどんどん増えていったときは、ちょっと不安がわいてきたのも事実です
で、どうだったかといいますと、、、
ここで、2 daysのセットリストを載せます。
両日ともゲストはそれぞれ4組でしたが、各2~3曲で、かつ、MISIAが登場しない曲は各0~2曲で、「MISIA」を冠するライヴとしてはギリギリOKという感じでした。
ただ、NARITA TOHMAS SIMPSON(NTS)とLittle Black Dress(LBD)は、このライヴにふさわしかったか甚だ疑問で、BOSS
の想いとか事務所の都合を感じてしまいました
NTSの場合は、「『傷だらけの王者』があるじゃないか」というご指摘もあるでしょうが、あのコラボ自体がが「+α」の無い単なる「(1+1)/2」で、なんとも「BOSSの想いとか事務所の都合」ばかりが臭うのです。
しかも、サウンドや歌い方が古くさい
とりわけ初日は、つづけてLBDを聴くと、NTSの古くささが更に強化されて、「BOSSの想い」が裏目に出た感じ…
なお、Moeちゃんが加わって初めて生聴きするLBDは、MISIAとの親和性はさておいて、なかなか聴かせてくれました
一方で、元ちとせさんは、あの島唄的なヘロヘロした歌い方が苦手だったんですが、実際に生で聴くと、Groove感が心地良くて
、どんどん入ってくる感じでした
MISIAと歌った「腰まで泥まみれ」なんかは、お二人ともシャーマン的な衣装だったこともあってか、とってもスピリチュアルでした
また、UAさんは、元さんとは打って変わって、澄み切った歌声が天に昇るようでした。MISIAとデュエットした「KAMIYAMA」は、二人の歌声が融け合って、まさに「芸術」 この曲は、神山まるごと高等専門学校の校歌で、「作詞:UA 作曲:坂本龍一」。 こんなに難しく高貴な校歌を、学生たちはちゃんと歌えているのか? と思った聴衆が多かったに違いありません
それにしても、UAさんは cute でした
そして、ENDRECHERY こと 堂本剛さん。
剛さんとMISIAとは、剛さんから「あなたとアナタ」の楽曲提供を受けたほか、ラジオやTVでも共演(デュエット)していましたので、その親和性は既知でした。
でも、ライヴでの共演は、2021年1月のMisia Soul Jazz Big Band Orchestra Sweet & Tenderのときに剛さんのサプライズ出演を期待する声もありましたが、これまで一度もなく、今回が初めて
奈良出身の剛さんと、東大寺大仏殿という場での共演は、このライヴの目玉だったといって良いでしょう(同じく奈良出身の明石家さんまさんは、ライヴ冒頭に「ビデオ出演」されていました
)。
で、期待盛り盛りだったMISIAと剛さんとの共演は、期待どおり(それ以上?)のものでした
「街」(2016年の春日大社飛火野での「世界遺産劇場 春日大社 第60次式年造替奉祝 Misia Candle Night」ではMISIAがソロで歌った)では、MISIAはこのライヴで唯一スタンドマイクを使っていましたが、これは「デュエットではなく、MISIAはコーラス担当」という気持ちの現れだったんだろうな…
また、生デュエットは初聴きとなった「あなたとアナタ」は、「これよ、これ」だったし、曲自体が初聴きだった「LOVE VS. LOVE」は、これまた「藝術
」でした
ということで、MISIA単独パートのことは、「#M-2」で書きます。
つづき:2023/10/13 良弁僧正1250年御遠忌慶賛遠征記 #M-2