「良弁僧正1250年御遠忌慶賛遠征記 #2-4」のつづきです。
きのう10月22日から私は別邸に帰省中ですが、今回は写真データの入ったポータブルHDD(前回の帰省では忘れてきた)とか旅行中に入手した資料
を持ってきていますので、おそらく普通に遠征記を書けると思います。
さて、登大路に出た私は、なにやらイベントで賑わっている登大路園地の北西角を左折し、国宝館の駐車場横から興福寺の境内に入りました。
この日の私は、年に一度は観覧している国宝館を珍しくパスし、たまには東金堂にお参りしようかと思っていたのですが、なんとなんと、東金堂は拝観停止中でした
今年7月に始まった五重塔の保存修理工事の絡みで、素屋根工事の期間中(2023年7月~2024年7月)は、五重塔の隣の東金堂の前も工事エリアに入ってしまうのだとか
ん~~、あてが外れました
初層部分にだけ足場が組まれた状況で、素屋根工事は始まったばかりのように見えました。
ちょっとがっかりしながら南円堂前の石段を降り始めましたが、せっかくなので、三重塔を見物しました。
興福寺三重塔は、こちらでも書いたように、
平安末~鎌倉初期に建てられた、興福寺では北円堂と並ぶ最古参の建物です。
ちなみに現在の興福寺五重塔は、室町時代の応永33年(1426)頃に再建されたものです。
いやぁ、観れば観るほど、バランスの良い端正な塔です
三重塔をほれぼれと見学したあと、さらに石段を降りて
三条通りに出ると、いつの間にか猿沢池の畔にできていたスタバでORIGAMIを購入しました。
実は、旅行の必需品として持って行く「コーヒーセット(ORIGAMIと断熱カップ)」を忘れてきていまして、この日の朝は、ルーティーンのアイスコーヒーを飲めなかったのです
それはさておき、時刻はちょうどお昼時。
私は、奈良に行くと必ずといってよいほどランチを食べている餅飯殿センター街のレストランでランチをいただきました
お腹が満ちた私は、餅飯殿のアーケード街を歩いて三条通りに戻ったのですが、三条通りを歩く人が傘をさしているのが見えました
天気予報どおり降ってきましたかぁ
私は、うどん屋(麺闘庵)と餅屋(中谷堂)の前に群れるとんでもない雑踏をかき分けながらバッグから折り畳み傘を取りだし、しとしと降る雨の中、ホテルに戻ったのでした。
ホテルの私の部屋からは、春日大社へとつづく三条通りが見下ろせて、春日山が見えるのですが、前日もこの日の朝も、御蓋山が後ろの春日山と融け合ってよく判りませんでした。
それが、曇って雨に煙ると、あれま、よく見えるではありませんか
高校の古文の試験に、阿倍仲麻呂の有名な歌、
あまの原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
を答える問題が出たのですが、これがうろ覚えもいいところで、なかなか思い出せません
仕方なく、適当に5・7・5・7・7に言葉を並べたのですが…。
答え合わせの際、先生から私名指しで、「お前の歌よりずっといいだろ?」とのご指摘を受けてしまいました
この歌は一生忘れることがないでしょう
さて、これからどうする????
買ってきたORIGAMIでコーヒーを淹れて、しばし長考…
熟慮(?)の結果、15:00からの「MISIA PEACEFUL PARK」限定グッズの先行販売に出撃し、その後、東大寺ミュージアムを観覧
したのち、一旦ホテルに戻る。
そして、ライヴの開演時刻 19:00に合わせて、この日3度目の東大寺大仏殿への出撃を敢行する
ということにしました。
「ダイジェスト」に書いたように、この日も、私が大仏殿前についた15:20頃には「MISIA PEACEFUL PARK」限定グッズはSOLD OUTで、結局、買えずじまいでした。
現地で逢ったミー友さんによれば、15:00前から並んでもSOLD OUTの商品があったとか
私が甘すぎた…
でも、その後、グッズは、PEACEFUL PARKのサイトで購入できるようになり(私もオーダーしました)、現在も売り切れ品の補充がつづいているようです。ご参考まで。
ところで、15:30頃の東大寺は、午前中とは様相がかなり変わって、主に外国人と修学旅行生たちでかなりかなり賑わっていました
土日でも修学旅行をやるんですね ただでさえ混む
土日に名所旧跡を見学しなくてもよいのに…と私は思います
なお、友人たちとじゃれ合う中高生たちを見て感得したことがあります。
それは、
いつの時代も、男子中高生はおバカである
ということ
まぁ、そういうお年頃ですから
ちょいと短めですが、東大寺ミュージアムの観覧以降については、「#2-6」につづきます。
つづき:2023/10/24 良弁僧正1250年御遠忌慶賛遠征記 #2-6