「今年も最初の遠征先は関西 #2-3」のつづきは、万博記念公園日本庭園の最奥部から始まります。
④深山の泉 から正門を目指して散策は続きます。
次のエリア、③竹林の小径 では、「竹の補植工事」が行われてるのだそうで、一部が立入禁止になっていました。
説明板は柵の内側にあって、写真を撮ろうとすると、
と、説明板ではなく柵の方にピントが合ってしまい、なんじゃこりゃ
動物園でありがちなパターンです
日本庭園を造成する前の千里丘陵には大規模な竹林が広がっていました。「竹林の小径」は、郷土の風景を再現するためにつくられた場所で、タケの下にはセンリョウ、マンリョウ、ナンテンなどが植えられ、“もののあわれ”を感じさせる静かな流れも配置されています。
手入れされた竹林の静けさの中で、「ししおどし」や「せせらぎ」の音がどこからともなく聞こえ、いっそうの静寂を感じるこの場所で、千里の郷土風景である竹林を思いながら、穏やかな刻を過ごしてみませんか。
だそうで、これはマンリョウかな?
竹林を眺めていると、以前、本宅の隣家の庭には竹が生えていたっけな… と思い出したりして。
そして、この日最後の「万博日本庭園八景」は⑥千里庵の枯山水です。
エントランスから「侘び寂び」の景ですな
植えられているのは「クロチク」。
JRAの3歳特別レースに「黒竹賞(くろちくしょう)」というのがあるのだけれど、もしも「金竹(コンチク)」という植物があって、それを特別レースの名称に採用したら、「コンチクショウ
」になるのだろうけれど、ことばの響きからして、あり得ないだろな
冗談はさておいて、
茶室「千里庵」は、禅院の方丈を象って造られています。
室町時代には、方丈前の小さな空間に、水を使わずに石や砂、草木などで自然風景の山と水を象徴化する「枯山水」の庭が発達し、禅僧はこの庭の前で悟りを開こうとして日々座禅に取り組んでいたといいます。一見簡素で変化に乏しい庭ですが、太陽の移ろいによる砂紋の陰影、植物の多様な緑、生垣越しに広がる空の青も含めて違った色彩を見せてくれます。
このような見方が、簡素なものの中にも、美しさを見出す日本人の「わび」の心に通じます。
「茶室」としてはかなり大ぶりの建物ですが、「方丈」を象っているそうですから、こういう規模になるのでしょう。
季節によっては、ここでお茶&菓子を楽しめるようですが、この日は「休業」でした。
枯山水を眺めたあと、正門まで戻った私は、「近世地区」の半分と「現代地区」をはしょって、日本庭園を後にしました。
そして、最後に、もう一度「太陽の塔」を見上げて、今回の万博記念公園はおしまい。
私が万博記念公園に来たのは、これが4回目だったのですが、これまで自然文化園の西半分(以上)が「未踏の地」になっています。
国立民族学博物館(みんぱく)には3回も行ったのにね
みんぱくの観覧に盛り上がり過ぎて疲れ果ててしまったり、今回のようにオフシーズンだったり逆に暑すぎ
たりと、案内マップであの広大なエリアを示されると、なかなか足が向かないのです
でも、いつかは良い季節に散策したいものです
運営面でいまやドロドロになってしまった感のある TOKYO 2020 、施設の新設等にあたって「レガシー」ということばが多用されたことが思い出されます。TOKYO 2020の最大のレガシーは、スポーツ関連ビジネスの醜い面が周知
されたことだと思っていますが、EXPO'70 は、50年以上経っても人々をワクワク
させてくれる有形・無形のものをたっぷりと「レガシー」として残してくれたんだなぁ
来たルートを逆に、今度は間違えることなく モノレール&電車
を乗り継いで新大阪駅まで戻り、新大阪駅の駅ナカで昼食を摂りました。
そして、ホテルの自室に戻り、しばし「御休息
」。
この日の「MISIA THE GREAT HOPE」の開演時刻
は、前日より1時間半早い17:00。
当然のように、前日より早く、それも、ちょっと余裕をプラスしてホテルを出発
しました。
そして、見込みどおり、大阪城ホール前の噴水付近で、ミー友さんたちとお会いできました。ちなみに前夜は、見知った人とは一人も会えませんでした。
で、楽しく談笑していたのですが、「一天にわかにかき曇り…」とばかりに、みぞれのような雨が降り出しました
こりゃかなわん と、ちょいと早めながら入場することにして入場口へと向かいました。迷ったあげく持ってきた超軽量折り畳み傘が活躍することになろうとは…
入場する前であればグッズ売場を眺めたりして時間をつぶすことができますが、入場してしまうと、やることが無い…
じゃぁ、タバコ(電子タバコ)でもふかすか…と、喫煙所に向かいました。
大阪城ホールの喫煙所は、バルコニーみたいな屋外だけど、大阪城の天守が見えて、眺めが良いんだよね
と、そのとき、雨が雪に変わって、どわぁ~と降り始めました
思わぬ景色に、タバコを吸っていた人たちは、喜々として、多くがスマホで写真撮影を開始
私も何枚か撮ったのですが、その中の一枚がなかなかのデキでした
なんか「風雲急を告げる大阪城天守」って感じじゃありませんか?
この3枚の写真は、10分足らずの間に撮ったものなのですが、3枚それぞれの大阪城天守が撮れていて、写真っておもしろい
このあとのMISIAのライヴのことは、既にこちらで書きましたので、ここでは省略
終演後は、ミー友さんに出会うこともなく
、また、寄り道することもなく、来たルートを引き返して新大阪駅に戻りました。
そして、またもや新大阪駅の駅ナカで、串かつだるまの串かつとビールで夕食。
考えてみれば、大阪での食事(昼⇒夜⇒朝⇒昼⇒夜⇒朝)は、ぜぇ~んぶ新大阪でした
なんとも芸が無い
でも、ホテルでの朝食を除く4食は、ぜぇ~んぶ違うお店です。
それはともかく、大阪2日目も、無事、いや、かなり盛り上がって終わったのでした。
つづき:2023/02/23 今年も最初の遠征先は関西 #3-1
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