今度は高知の海岸沿いを走るバスに乗車。やっぱり1~2時間に1本程度。ここから乗るのは自分ひとりだけだった。
海沿いを走る。景色はいいんだがバスが揺れる。左右に。大丈夫か?パンクとかしてないか?乗り物酔いはしないタイプだから大丈夫だとは思うが。
途中、女子高生らしき人が乗ってきた。登校か下校かは分からないが、毎日乗っているんだろう。バスの定期代は電車より高いし、距離も長いし大変だなぁと思いながら景色を楽しんで。
行先案内板の室戸岬までの距離が一桁kmになってきたところで、韓国人女性二人組が乗ってきた。どこに行ったところだったんだろう。
バスが出す音で案内放送が聞き取りずらかったが、よく聞いてみると室戸岬へ行く人は次で降りるように聞こえた。広い駐車場に止まって運転手さんに聞いてみたら、やっぱりここで乗り換えてくださいと。小心者なのがここで活きた。降りるのは自分ひとりだけ、韓国女子は室戸岬行かないのか。一応聞いてあげるのが親切だったかなぁ。
室戸世界ジオパークセンター
修学旅行かな、中学生くらいの子たちが列を作って歩いて観光バスに向かっている。一人一人、このおじさんに「こんにちは」とあいさつしてくる。こちらも一人ずつ「こんにちは」。東京だったら中学生はどうか分からないが小学生(特に低学年)にこっちからあいさつしたら、市のアカウントから不審者情報としてtweetされちゃいますよ。
ちなみに、甲子園で試合終了後に三塁側のチームが先に引き上げるとき、選手一人一人が一塁側の監督選手に帽子を取って挨拶して、監督が一人一人に軽くお辞儀しているのを見て、このときのことを思い出した。
室戸岬へ向かう
室戸岬で下車・・・しかし観光地らしい雰囲気がない。
土産物屋があるわけでもなく、食べるところもない。海の家でお昼食べたとき、「せっかく行くんだから室戸岬でお昼たべようか」とも思ったが、食べておいて大正解。
去年行った足摺岬と比べると、交通の便はこれでも室戸岬の方がよいが、観光地らしさは足摺岬の圧勝だ。
観光案内所というか休憩所のようなところに展望台がある。せめてこれ登っとくか。
これを見に来たのか?
次の次(二時間後くらい)のバスで高知に向かおうかと思っていたが、次(一時間後くらい)のバスで十分だ。
室戸岬灯台というのが見えていた。あと50分近くあるし行けるか。徒歩20分と書いてある。
疲れていたが、坂を上り始めるとなぜか元気が出てくる。
20分と書いてあるところを10分で上った。まだまだ若い(と思うのがこういうとき)。
上りきって海の方向に歩いていくと
室戸岬灯台、恋人の聖地ですって。灯台の大きさも足摺岬の圧勝だった。
戻りの下りきろうとするところで山道を男性が一人上ろうとしていた。上り下りで唯一すれちがった。
もう満足してバスを待つ。
時刻通りにバスが来たと思ったら「回送車」と書いてあって行ってしまった。ホントに回送車だろうな。
数分経ってバスが来た。よかった。これも乗客は他に2人くらいだったか。
路線バスでありがちな、一筆書きではないルートだった。本線から室戸高校まで行ってまた本線に戻るようなルート。しかし、その寄り道では一人の乗降もなく。
今度は南側に海を見るルート。遠くに見える先っちょが室戸岬でしょう。
奈半利駅に到着、バスはここが終点ではなくまだ走る。運転手さん、ご苦労様。
コントに出てきそうな表情、衣装。