GWの中欧旅行に向けて読みたかった本。
副題が「ハプスブルク家最後の皇女」。
エリザベートと言ってもシシィではなく、孫にあたるエリザベートの話。
シシィの息子でマイヤーリングで自殺したルドルフの娘。
5歳で父親が自殺したあとは祖父のフランツ・ヨーゼフにかわいがられたようだ。
前半は彼女の波乱の人生についてだが、中盤から後半にかけては戦中・戦後の
オーストリア・ウィーンの歴史書でもある。戦後、ソ連に乗り込まれたにも
関わらず中立を維持できたり、ドイツのように分裂されそうなのを避けたり
したのはレンナーなる政治家が頑張ったことなど全く知らなかったことも多かった。
ギリギリのところで東側に取り込まれずに済み、逆にギリギリのところで取り込まれた
のがチェコスロバキアだったようだ。
塚本哲也さんによるメッテルニヒ、マリー・ルイーゼに続いて
ハプスブルク三部作を読んだことになる。
この方、元々は新聞記者らしく、文学的な表現はなく文章が読みやすい。
wikipediaによるとご健在のようだが85歳。できることならもう一人くらい
取り上げていただけないものか。
副題が「ハプスブルク家最後の皇女」。
エリザベートと言ってもシシィではなく、孫にあたるエリザベートの話。
シシィの息子でマイヤーリングで自殺したルドルフの娘。
5歳で父親が自殺したあとは祖父のフランツ・ヨーゼフにかわいがられたようだ。
前半は彼女の波乱の人生についてだが、中盤から後半にかけては戦中・戦後の
オーストリア・ウィーンの歴史書でもある。戦後、ソ連に乗り込まれたにも
関わらず中立を維持できたり、ドイツのように分裂されそうなのを避けたり
したのはレンナーなる政治家が頑張ったことなど全く知らなかったことも多かった。
ギリギリのところで東側に取り込まれずに済み、逆にギリギリのところで取り込まれた
のがチェコスロバキアだったようだ。
塚本哲也さんによるメッテルニヒ、マリー・ルイーゼに続いて
ハプスブルク三部作を読んだことになる。
この方、元々は新聞記者らしく、文学的な表現はなく文章が読みやすい。
wikipediaによるとご健在のようだが85歳。できることならもう一人くらい
取り上げていただけないものか。