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●活断層あり!! でも、専門家不在・・・??

2012年11月08日 00時00分22秒 | Weblog


東京新聞(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012110302000108.html)と西日本新聞(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/332467)の記事。

 やはり活断層が在るようだ。その真上に大飯原発を建てる感覚が理解できない。
 一方、「敷地内の地層にずれがあるとの認識で一致したが、調査団の渡辺満久・東洋大教授は「敷地内に活断層があることは確実だ。すぐに運転を停止して調査するべきだ」と主張。重松紀生・産業技術総合研究所主任研究員は「地滑りなどの専門家も入れて、もう少し調査をした上で判断すべきだ」と述べた」そうだが、「地滑りなどの専門家」も入れていないとは、呆れた調査団・・・? でも、「渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)」がその専門家だと思うのですが?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012110302000108.html

活断層否定できず」 規制委調査 大飯、関電の主張揺らぐ
2012年11月3日 朝刊

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の敷地内を走る「F-6断層(破砕帯)」が活断層かどうかを判断する原子力規制委員会の調査チームが二日、現地調査を終えた。北側の海に近い試掘溝(トレンチ)では、関電がないとしていた断層を確認、原子炉に近い山頂の溝では、過去に断層が動いたことを示す粘土を確認した。関電は再調査の中間報告で活断層を否定したが、根拠が揺らいだ形だ。 

 調査チームは四日に都内で開く会合で、調査結果について議論する。活断層かどうかを確認するには、断層が動いた年代を特定しなければならず、鉱物の詳しい分析や再調査が必要になり、結論が延びる可能性がある。

 調査チームは、関電が掘った試掘溝の壁面や掘削調査(ボーリング)で出た土などを調べた。関電は先月末に示した中間報告で、海近くの溝ではF-6断層が見つからないとしていたが、同じ断層の延長とみられる断面を発見した。

 チームの一人で、活断層の可能性を指摘してきた渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)は「活動性は否定できない。活断層があるという疑いのレベルは、今までより上がった」と述べた。

 山頂の溝では、断層が動いた際に岩と岩がこすれてできる粘土を確認。粘土が四十万年前より新しい年代にできたと確認されれば、活断層の疑いが濃厚となる。鉱物が専門の重松紀生・産業技術総合研究所主任研究員は「どのような粘土かを見て、活断層かどうか総合的に判断していくべきだ」と語った。

 規制委の島崎邦彦委員長代理は「必要なら再調査という可能性もある。今後の方針は四日の議論で決まる」と述べ、慎重に判断する考えを示した。

 F-6断層上には、冷却に使う海水を引き込むための重要な取水路がある。活断層と判断されれば、原発の耐震設計審査指針に反し、規制委は運転停止を求める見通し
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/332467

大飯原発、活断層の判断先送り 規制委、7日に再検討
2012年11月4日 18:37

 関西電力大飯原発(福井県)の敷地内をほぼ南北に走る「F―6断層(破砕帯)」について、原子力規制委員会(田中俊一委員長)の現地調査団は4日、都内で開いた会合で検討したが、活断層との判断には至らなかった。地滑りの可能性を指摘する意見もあり、7日に再び会合を開いて議論する。

 敷地内の地層にずれがあるとの認識で一致したが、調査団の渡辺満久・東洋大教授は「敷地内に活断層があることは確実だ。すぐに運転を停止して調査するべきだ」と主張。重松紀生・産業技術総合研究所主任研究員は「地滑りなどの専門家も入れて、もう少し調査をした上で判断すべきだ」と述べた。
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