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『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子[東京新聞社会部記者]×森ゆうこ[自由党参議院議員]著、光文社新書924)読了(2018年8月13日)。株式会社光文社、2018年1月20日初版第1刷。税別¥760。
望月衣塑子さんと森ゆうこ(森裕子)さんの対談。お二人の共通した問題意識は、森友問題・加計問題・準強姦事件の3つ。「いつまでやっているのか?」という声に対して、最低の官房長官(の会見を仕切る…)への望月さんの返答「まだ納得できる回答を得ていない」という〝追及力〟が重要。
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
さらに引き続きの二人の課題として、「戦争」と「貧困」。
《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す》。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
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【https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043308】
ツイキュウリョク
2018年1月17日発売
定価(本体760円+税)
ISBN 978-4-334-04330-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
追及力
権力の暴走を食い止める
望月衣塑子/著 森ゆうこ/著
国家レベルの不正が疑われる森友・加計問題で、政府への厳しい質疑が注目を集める新聞記者と野党議員による緊急対談。一連の問題の焦点は首相が便宜を図ったか否か。まさに民主主義の根幹を揺るがす大疑獄だ。ところが当初、政府・与党側の否認のみならず、仲間内からも「そんな小さな問題に」という反発の声が上がった。それでも二人が問題の本質を見抜き、自らの信念を貫けたのはなぜか? 一強多弱で権力の暴走を許してしまっている今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す。
目次
はじめに 「追及力」は記者や政治家だけのスキルではない 望月衣塑子
序章 私たちの原点
第一章 森友・加計問題の真実を求めて
第二章 権力の暴走を食い止めるために
第三章 問う技術
第四章 「国難」の本質を衝く
終章 出る杭として打たれても
おわりに カッコつけずにストレートに聞く 森ゆうこ
著者紹介
望月衣塑子(もちづき いそこ)
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶応義塾大学法学部卒業。千葉、埼玉などの各県警、東京地検特捜部、東京地・高裁を担当後、整理部、経済部を経て社会部へ。2017年4月以降、森友・加計問題を取材し、官邸会見で菅官房長官の追及を続ける。主な著書は『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび書房)、『武器輸出と日本企業』『新聞記者』(以上、角川新書)。
森ゆうこ(もり ゆうこ)
1956年、新潟県生まれ。現在、3期目の参議院議員(自由党)。新潟大学法文(現・人文)学部英文科卒業。元横越町議。元文部科学副大臣。小沢一郎氏が巻き込まれた西松建設・陸山会を巡る一連の事件で真相解明に奔走。17年の衆議院選挙では野党結集を呼びかけ、地元新潟県は野党側が圧勝を収めた。主な著書は『検察の罠』『日本を破壊する5つの罠』(以上、日本文芸社)。
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