エリクソンの謎めいた問いを含んだ文章が続きます。その謎の秘密はいつ明かされるのでしょうか?
ある積み木の作品の紹介です。
その子は、5歳の黒人の少年、ロバートです。ロバートは、部屋に入るなり、矢継ぎ早に「どこでやるの?」と質問することがよくありますよ、と注意されていました。実際は、質問や探索に時間を費やすことは全くなく、すぐに作ったのは、高い、左右対称で、バランスが取れた積み木で、それはテーブルの真ん中にありました。
嬉しそうに、彼はすぐに他のおもちゃをよく調べて、素早い明確な動きで、床と積み木の棚におもちゃの自動車をまず並べます。次に、彼はすべての「動物のミニチュアたち」を、「積み木の塔の脇の場面に」まとめます。その動物たちの眼差しの中心には、あのヘビがいるような感じです。
ロバートのことは、この「エリクソンの小部屋」に2度でてきましたが、ようやくご紹介できることにホッとしています。この写真のような塔の積み木が彼の作品です。その脇には、挿絵の中にはありませんが、あらゆる動物がまとめておかれますが、その動物たちは、真ん中のヘビを皆見ている感じなのですね。ヘビとなれば、アダムとエバを誘惑したヘビを連想します。さあ、この後はどうなるのでしょうか?