電通の過労自殺事件は,電通は起訴されても,過労自殺に追い込んだ上司は不起訴処分になりました。それに対して,自殺に追い込まれた女性の母親は「やりきれない」気持ちを吐露しています(http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070700644&g=soc)。
検察も裁判所も,政府のやることをチェックして,糺すという姿勢がとても弱い。それよりも,検察官も裁判官も,職務に忠実であるよりも,自分の出世を優先します。職務に忠実だと,出世を棒にしかねないシステム,監視制度があるからです。
やはり,個人が裁かれなくてはなりません。性犯罪者などに対しては,「厳罰にしろ」ということが声高に語られ,それに強く同調する人もたくさんいるのに,組織内の犯罪は,不起訴にされるし,「厳罰にしろ」という声も聴きませんでしょ。
私は,東電の勝俣元会長や電通のこの上司こそ,厳罰にするべきだ,と考えますね。
組織内犯罪,東電原発爆発放射能被爆事件,電通過労自殺事件,JR西日本脱線死傷事件などの犯人こそ重罰にすべきです。
このままでは,「はした金さえ払えば,組織の中で,人殺しをしてもOK」ということです。まるで軍隊,まるで戦争でしょ。