#自分の気持ちを押し付ける人たち #円満顔の心の貧困 #心の中では根源的に否定しあう病気のモデル

 

 

 

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インターメッツォ：　エリクソンの叡智　：　サイコセラピーの基礎

   盤珪和尚のお話   「そんなことをやっている場合なのか？」 　先月末の朝日新聞（2014,9,25 12版▲13ページ）の論壇時評の横に、小熊英二......

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　Identity and the life cycle 　p.60の，最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

　このように，陽気で楽しく「取り入れよう」とする赤ちゃんの気持ちと，赤ちゃんが「取り入れる」やり方を心響く行動にまとめ上げるのを，許してくれる，お母さんのいろんなやり方とを，馴染ませることをお互いにしないと，状況は，お互いに相手に合わせることで相手を肯定するんじゃなくて，お互いに相手に，自分の気持ちを押し付けることによって，いろんな形で相手をコントロールしよう，ということに，バラバラになってしまいます。押しつけがましい赤ちゃんは，おっぱいを吸うことで得ることができない（訳注：おっぱい以外の）ものは得ようと，アレコレとしますでしょ。そういう赤ちゃんは，自分自身で関わりを始めても，疲れ切ってしまうか，親指を見つけて（訳注：自分で自分を慰めて），世の中を呪うか，の，いずれかになることでしょう。押しつけがましいお母さんの反応も，イライラしてアレコレと，中身のないことをアレコレと言ったり，やり口をアレコレと変えたりすることで，赤ちゃんをコントロールしようしますでしょ。これが赤ちゃんとって，どんな意味があるか確かな事は言えません。しかしながら，臨床的な感覚から確かなことは，イライラした人（赤ちゃんの時に満たされずに来たいろんな気持ちが満たされぬままの人）は，そのように押し付けあって，うまくいかずにイライラしてしまう状況が，「世の中」に対する関係でも，「人々」に対する関係でも，なかんずく，大切な人や重要な人に対する関係でも，（訳注：表向きには円満な顔をして，心ではイライラしている）根源的に否定しあう病気のモデルになってしまいますね。

 

 

 

 

　エリクソンって深いでしょ。

　表向きには円満な顔をしている，多くの日本人の（心ではイライラしている）心の貧困，ズバリでしょ！