エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

子育てと倫理

2015-05-03 02:29:46 | エリクソンの発達臨床心理

 

 「掴み取る」ような眼や耳が必要な場合がありますね。特に安倍晋三政権が、しでかすことは、そうしませんとね。

 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p36の第1段落下から7行目途中から。

 

 

 

 

 

それで、私どもがここで取り上げるのは、発達に対する躾の単純な原因結果の効果ではありません。そうではなくて、お約束しましたように、「身体でも、心でも、対人関係でも」そのパターンが、お互いに、似てくる、ということなんですね。すなわち、文化的なパターンに内在する論理(後ほど、「エートス 倫理」として議論する1つの論理です)に導かれなくてはならない、社会と折り合いがつく発達がテーマです。社会と折り合いがつくような発達は、自我の「諸器官」を社会と折り合いがつく形で統合する自我の成長する力になるはずです。

 

 

 

 

 身体も心も対人関係までもが、そのパターンが似てくるのは、不思議ですね。そのパターンはその分かがよしとする倫理によって導かれると言います。倫理的に良しとされることが、躾られるからですね。

 ですから、子育てにおいては、ヴィジョンがなくてはなりません。その場しのぎでは許されない、という訳でするね。


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