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発達トラウマ障害(DTD)になると、トラウマの囚われからなかなか解放されないで・・・スポーツ根性ものとは真逆です。 ある意味、育ちがうまくいくのは、繰り返し気付きを与えられて、無意識の暴力から解放されていくことだ、とも言え......
ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第12章。「思い出すのが,耐えられないほどの重荷」です。p.186,第3パラグラフから。
この戦争が始まって間もなく、イギリス人は「破裂弾ショック、シェル-ショック」という診断名を作り出しました。この破裂弾丸ショックは、退役の戦闘員患者と障害年金のことです。別の、同様な診断名は、「神経衰弱」です。神経衰弱は、治療もしてくれませんし、年金も貰えません。兵隊さんを受診した医者の胸先三寸で、どちらにもなりました。
医者が下す診断次第で、患者さんの人生が左右されてしまうのは、いまも昔も、西洋でも東洋でも、変わらない、ということですね。
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