エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: 見通す、体験する θεωρῶ ≪声の言葉≫の命

2017-02-03 08:41:24 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
不朽の名作は代弁者だぁ!
   「朝日新聞の失敗」とパレーシア 三訂版  「朝日新聞の失敗」と題する記事が出ました。池上さんのコラムが半年ぶりに朝日新聞に戻ってきました(1.30......
 


 今朝の聖書の言葉は、θεωρῶ セオロー。

 『新約聖書』にある、4つのイエス・キリストの物語の後にある、イエス・キリストの弟子たちの物語。「使徒言行録」とか[使徒行伝]とか呼ばれます。そこに、θεωρῶは3回出てくるそうです。その3つめが、第27章10節に出てきます。航海に出る時に、危ないですよ、と護送されるパウロが 護送担当の兵士に忠告するところです。

それでパウロは忠告して、10いった、「皆さん、わたしの見るところでは、この航海は積荷と船にだけでなく、われらのいのちにまでも危険と大損害をひきおこすでしょう」と。

 この「見る」が、θεωρῶ です。

 この後、パウロの見通し通りに、嵐に遭って、船は沈んでしまいます。

 パウロの≪見通し≫も、護送兵に告げた≪声の言葉≫になり、やがて≪出来事≫なりました

 ≪声の言葉≫に命が宿っていたのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 発達トラウマ障害(DTD)の子ど... | トップ | インターメッツォ: エリク... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿