今朝の聖書の言葉は、θεωρῶ セオロー。
『新約聖書』にある、4つのイエス・キリストの物語の後にある、イエス・キリストの弟子たちの物語。「使徒言行録」とか[使徒行伝]とか呼ばれます。そこに、θεωρῶは3回出てくるそうです。その3つめが、第27章10節に出てきます。航海に出る時に、危ないですよ、と護送されるパウロが 護送担当の兵士に忠告するところです。
「それでパウロは忠告して、10いった、「皆さん、わたしの見るところでは、この航海は積荷と船にだけでなく、われらのいのちにまでも危険と大損害をひきおこすでしょう」と。」
この「見る」が、θεωρῶ です。
この後、パウロの見通し通りに、嵐に遭って、船は沈んでしまいます。
パウロの≪見通し≫も、護送兵に告げた≪声の言葉≫になり、やがて≪出来事≫なりました。
≪声の言葉≫に命が宿っていたのです。
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