信頼の貯金が破たんした国、ニッポン風の中の永遠 人は空を見上げることが必要です。自分を超えた存在に思いをはせて生きるためです。 『The Sense of Wonder 不思議......
今宵のエリクソンも、Insight and responsibility p.153から。タイトルは、『心の中の子どもを内省していると、目の前の子どもに応答し続けることができますよ』という程の意味で、『…と責任』という感じじゃない。
ページは離れているのですが、昨日のエリクソンの続きのようなお話です。
ひとりびとりの赤ちゃんに芽生えた希望が、大人になれば、神様を信頼することになります。この神様を信頼することは、際立って自分を確かにされることでして、本来、根拠や理由などには頼りません。根拠もなく、理由もなくても、この自分が価値あるものとする、この神様を信頼することは、技術、科学(学問)、自分を確かにされる源を、1つのまとまりのある世界に対する見方へと、結びつける生き方にもなります。
赤ちゃんの時の希望、その源になる根源的信頼感が、いかに大事か分かりますでしょ。根拠のない希望、理由にない信頼。ですから、世間によくある希望や自信みたいに、根拠や理由をつぶしてしまうこともできない…。
まとまりのある世界に対する見方、と言われても、ピンと来ないかもしれませんが、別の言葉でいえば、「人生は上手く出来ている」ということです。科学技術、学問も、「人生はうまく出来てる」と結びつき、同時に、自分も確かにされていて、泰然自若としていて、何となく楽しそう。
大文字の希望、神様を信頼する値打ちですね。
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