今日は午前中に外出する用があったので、朝は焼き立てパンの店で食べることにしました。
いつものように公園を横断しましたが、於京(おけい)の姿はありません。
……と思ったら、公園を通り抜けて20~30メートルほど歩いた空き地にいました。
見たときは、毛並みが於京によく似ているナ、と思いましたが、身体がひと回り大きいように感じられたし、公園からはそんな距離ですが、恐らくねぐらにしているのであろう町会事務所からは100メートルは離れているので、最初は別の猫殿ではないかと疑ったのです。
私の気配に気づいて振り返った顔を見れば、まぎれもなく於京です。
しかし、素知らぬ顔を装って私の前を通り過ぎようとしました。
猫が人間の女性に喩えられることが多いのは、こういう仕種を見せるからです。本当は男性である私に興味があって、そればかりか多少の好意すら持っていて、ことと次第によっては付き合ってもいいと思っているのに、わざと気のないような振りをする。
なるほど、昨日、八日ぶりに会って、私が安堵したのを知っているのか、於京もやるもんです。
そのくせ5メートルほど遠ざかったところで向きを変え、私が鞄から何かを取り出すのを待っています。
今朝はユニチャームのキャッティではなく、前のように日本ペットフードのミオを持っていました。於京用と書いた食器は洗ったあと、台所シンクに置いたままだったので、持つのを忘れてしまいましたが……。
昨夕、店内を模様替えして、ミオを置かなくなったと思った店に行ったら、前と同じ場所に小分けしたミオ(小魚入り、鰹節入りの二種類で、ともに毛玉対応)が置いてあったので、キャッティはまだ売るほど残っていましたが、買ったのです。
食べ較べたわけではありませんが、ミオのほうが色取りが豊かだし、何より値段が高いので、美味しいのではないかと思うのです。
おやつを食べるときの猫を見ていると、視力はあまりよくないと思えます。目で見るより先に鼻で探ろうとしています。夜行性の動物だからでしょうか。
平日ですから焼き立てパンの店はガラガラでした。
店の人の数も少ないのを幸いに、こっそりシナモンちゃんを盗撮しました。無事盗撮に成功したので、今日は買いません。
左から胡桃(クルミ)パン、チーズドーム、シナモンロールです。今朝は〆て¥350也。胡桃パンは焼き立てで、まだ熱々でした。
シナモンロールは私には甘過ぎてちょっと苦手カナ? というほかに、パイ生地が使われているようで、食べ滓がポロポロと落ちてしまいます。こんな注意書きが貼ってあるのですが、私は決してエサを与えようとしたわけではなかったのに、足許には雀殿が三羽もきていました。
このところ、貧血とリンパの循環障害による体調の悪さに悩まされなくなったと思ったら、一昨日から風邪です。ときおり痰の絡んだ咳も出るようになりました。
風邪をひいたのは今年二度目。三月末から四月初めにかけてひいて以来ですが、そのときの風邪はいまのような生半可な症状ではありませんでした。。
眠りに落ちると烈しい咳が出て、目を覚ましてしまう。よって、一日じゅう朦朧とした意識のまま過ごさなければならなかったのです。本復するまで随分時間がかかりました。
そういえば、いまになって気づいたので、果たして因果関係があったものかどうか、医師殿には訊ねていないのですが、そのしつこい咳を伴った風邪をひいてから、体調がすごく悪くなって、一時はこのまま死ぬのではないかと思い詰めるほどであったのです。
十時、北小金の不動産屋を訪ねて新しいアパートの契約を済ませました。新松戸から一駅だけですが、また東京が遠くなりました。
南北二つの出入口があるうち、私が利用するのは寂しい北口のほう。来月からここが私のホームタウンとなります。
朝から肌を刺すような暑い陽射しでしたが、不動産屋を出るころにはなんとも形容のできぬ暑さになっていました。
私の誕生日が近くなると、毎年毎年飽きもせずこういう暑さです。
私が生まれたころは入院などせず、助産婦さん(当時は産婆さんです)を呼んで自宅で出産するのが普通でありました。エアコンはもちろん扇風機すらない時代です。お金持ちの家は扇風機があったかもしれませんが……。
私が生まれたその日は「午後三十四度也」と内田百閒が「百鬼園戦後日記」に記しています。
いつも暑い季節がくると、私は私を産み賜うた母の壮絶な苦労やら忍耐やらを思い、涙が滲むのを覚えます。本当はいっときといえども、母のことを忘れてはならぬのですが……。
あまりにも暑いし、風邪もひいているので、歩きたくないという気分です。頭がボーッとしているのは暑さのせいか、風邪のせいか、判断がつきません。
不動産屋のあとはハローワークに行くつもりでしたが、約束をしていたわけではないので、行くのは取りやめ。帰りも一駅だけ電車に乗り、スーパーで小買い物をして帰ってきてしまいました。
暑い!! 暑い!! といいながら庵に帰り、台所シンク下の収納に、多分十年近く眠ったままだったこんなものを出しました。
スーパーに寄ったのはシロップを買うためです。
かき氷器を洗ったあと、乾くのを待つのももどかしく、ガリガリと氷をかいて、こんなものをこしらえました。
本土寺の並木の参道は素敵ですよね。あの辺りは田舎の路地みたいな所も残ってて、緑も多くいい所ですよね。
私が心に描いていることの一つができるようになれば、子供達(人間です)と一緒にかき氷をご馳走して差し上げたいと思っておるのです。
できそうになったら、別のブログを立ち上げるつもりでおりますし、その旨はこのブログでもご案内するつもりでござります。
愉しみにお待ちくだされ。
新たなブログも、楽しみにしています