~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

映画 「ミルコのひかり」

2007年09月18日 | 趣味話

実に良い映画でした。ぜひ、映画館で観てほしいです。私は、川崎チネチッタで観ました。

この映画は、現在イタリア映画界の音楽編集者として第一線で活躍するミルコ・メンカッチの少年時代の実話に基づいている。

10歳の時の事故により、両眼の視力を失ってしまったミルコは、当時のイタリアの法律では普通学校の教育を受けることができず、全寮制の盲学校に転校させられる。
そこでは、規律が厳しく、後に社会で暮らしていくための、従順さや、職業訓練に力を注ぎこまれ、多感な少年期の個性や、あふれる情熱などは抑えられるものだった。
目の見えなくなったことを受け入れることができないミルコは孤立し、学校に対しても反抗的で、仲間とも打ち解けることができない。

大の映画好きのミルコは、偶然見つけ出した、テープレコーダーによって、寂しさを拭い去るようなときめきを覚える。宿題の作文を、点字作文ではなく、自然の音を、様々なアイデアで録音しつなぎ合わせ、編集する。ミルコの特別な感性は、どんどん膨らみ、唯一親友となったフェリーチェ、管理人の娘フランチェスカと共に、音のファンタジー劇を作っていく。その愉快な想像の世界を音で表現していくミルコに次第に仲間が加わっていく。

しかし、それは、校長の手によって、中断を止む無くされ、ミルコも規律を乱す理由で退学処分を言い渡される。
ただ、ミルコの類まれな音に関する才能を発見し、子どもたちの豊かな感性を抑える教育方法に疑問を抱いた教師は、校長へ猛抗議。
学年末の発表会で、お決まりの聖書朗読劇をやめ、ミルコの劇を上演することにする。
その子どもたちひとりひとりの個性あふれる手作りの音によるファンタジー劇は、喜びいっぱいの、生きてる証となるすばらしいものだった。

と、粗筋を簡単をにまとめるとこのようなものですが、ミルコと両親との絆、正義と優しさ、忍耐をもった教師との絆、友情、初恋など丁寧に描かれていて、ミルコの障害を持っても明日を明るく生きようとする心の強さ、また、誰もが通りすぎる少年時代の輝かしい感性は、希望と愛のもとに誰にも奪われることなく、豊かに守られるべきだということを素直に実感させてくれる映画でした。
映画では実際に目の見えない子どもたちが出演していますが、子どもの持つ純粋な笑顔がとてもいきいきしていて、作品の中で子ども本来の明るさや生きていく力強さをより感じることができました。

おすすめ度★★★★★!

私も、中高とテニス部兼放送部でしたが、ラジオドラマの制作のため、録音機材をかついで、風の音、鳥の声、蛇口のから出る水の音、ドアのしまる音などの録音にあちこち歩き回っていたのを思い出しました。


やっぱり思いますね。
子どもたちには、出来上がっているもので楽しむのではなく、想像して、作っていく喜びを味わってもらいたいなぁ。
そして、ゆっくりそれを見守りたいです。


 


絵本フェスタ in上野公園

2007年09月18日 | イベント・語りコンサート・舞台他

15日から三日間の絵本祭りは今秋も大盛況でした。

児童書の出版社が勢ぞろいし、2割引で絵本を販売してくれるという大変魅力的なイベントでした。今回で5回目になりますから、もう恒例といってもよいでしょうね。
連日、30℃を越す暑さでしたが、どのブースにも、親子連れがページをめくりなら、楽しそうに絵本を選んでいる姿があり、それはそれは、目にとても優しいものでした。

さて、今回も鈴木出版「大型絵本の読み聞かせ」の読み手をさせていただきました。
野外ステージは、広々としていて、子どもたちの顔もより明るく見えるので、毎回、本当に楽しいのです。

今回も大人気の「たまごにいちゃん」「にゃーご」をはじめ、歌にのせての「はじめまして」敬老の日にぴったりの「おじいちゃんのごくらくごくらく」愉快なことば遊びの「しりとりのだいすきなおうさま」お父さんくじらの愛情の深さを感じる「つきよのくじら」など、すずき出版独特の人肌のぬくもりを感じる、ほのぼのした絵本でたくさんの子どもたちとの楽しい時間が過ごせました。

声は残ります、声で語られたおはなしも小さな種になって心に残ります。
絵本の持つ愛情の雫は、とっても吸収しやすいものです。

子どもたちにはたくさんの「宝物絵本」をみつけてほしいです。

どうか、どなたでも小さな子に絵本を読んであげてください。
子どもたちにとって、本当に優しい時間を作ってあげることができます。平和な気持ちになります。どちら共に。

1冊ほんの数分です。
「あわてない。あわてない。」そんな気持ちで読んであげてください。