打越通信

日記ふういろいろ

仮想化

2010-03-01 06:58:26 | パソコン
  
仮装ではなくて仮想化のお話。
Windows7が発売されてパソコンメーカの各社の春モデルではデュアルコアやクアッドコア搭載機種が発売されている。
家庭で使うパソコンにそんな高性能のCPUは必要ないと思うのだが、パソコンメーカーも競争に必死なのだ。
ところでWindows7にはXPモードという機能がある。
ようは仮想化してXPを使えるようにする機能。
これは機能というのではなく、前からあった機能。
バーチャルPCも今ではMSのサイトから無料でダウンロードできる。
バーチャルPCによりゲストOSとしてWin2000、XPやVistaをインストールして使おうという事。
Windows7を買ったが昔のソフトがインストール出来ない、またはインストールしたが動かないと言った場合に非常に便利なのだ。
そういえば昔はデュアルブートといってOSを2つインストールして起動時に選択する方法もあったっけ。
今ではプラットフォームが違うといってインストール自体出来ないと思うが、やったことないのでわからない。

そしてWindows7と同時に発売されたWindows server2008R2。
サバー用のOSなのだ。
基本機能としてHyper-Vという機能を搭載している。
VMwareという仮想化ソフトもある。
これはホストOSは要らない。
Linuxがベースになっている。
ホストOSが無くてゲストOSを仮想化してくれる。
主に大規模な仮想化をする場合に使われてるようだ。

このHyper-Vが仮想化を可能にしWindows server2000やWindows server2003、LinuxをゲストOSとして設定できるのだ。

この仮想化の技術が今話題になっている。
Windows server2000やserver2003で開発されたアプリはそのままではWindows server2008では動かない。
データベースや中間ソフトにしても然り。
開発費がかかるし、データベースや中間ソフトも買いなおしをしないといけない。
そこでゲストOSとしてWindows server2000やserver2003をインストールしそのまま動かしてしまおうという考え方なのだ。
要するにアプリケーションの延命処置なのだ。

そして仮想化のもう一つの利点は複数台あるサーバーを一つに出来る点だ。
一つのサーバーに複数のOSがインストール出来るためサーバーを一本化できるわけだ。
複数台のサーバーを一本化出来ればコストの削減や今話題のエコにもつながる。

しかし延命であることに違いは無い。