打越通信

日記ふういろいろ

加茂川

2014-10-08 16:24:10 | 食事
ちょっとした買い物で街中に出た。
あまり肉料理を食する事は少ない。
肉料理といえば、先ずは焼肉だろう、そしてステーキにハンバーグ、しゃぶしゃぶもそうかな。
そういえばとんかつや水炊き、から揚げやホルモン、焼き鳥もあった。

私たちの子供のころ肉といえば鯨肉ばかりだった。
まだ凍った赤みの刺身や白いベーコンを酢味噌でよく食べたものだ。
鯨の肉は焼くと硬く、子供には食うのが大変だったような記憶がある。

たまにオヤジが<今日はビフテキだ>などと買ってきては焼いてくれた、あの頃の味は忘れていない。

骨が付いたぶつ切りの鶏肉を水から炊く、水炊きも母の得意料理だった。
それは兄妹での戦場となった、いやいや家族での戦場だった。

そしてマトンが多かった。
羊の肉なんだけど、子供にはただの肉でしかないのでそれなりに美味しく食べたのだった。

熊本といえば馬刺しがある。
低カロリーでビタミンや鉄分がありたまねぎで巻いて生姜で頂く。
淡白であっさりとした食感なのだ。
そして阿蘇の赤牛の熊本ブランド、そして天草の天草大王(大きくて7kgもあるニワトリ)もあるな。
博多の代表的な料理の水炊きで頂くと良いだろうな。

街を歩きながら
「すき焼きが食いたい」
と妻に言うと、良いねと返って来た。
熊本で肉料理というとやっぱすき焼き加茂川なのだ。
実はその昔ユーザーだったのだ。
本部では牛一頭をさばく冷凍室があり、ぶら下がった牛を見るとそれは壮大なものだった。
そこで部位ごとに解体され行く。
加茂川さんはこういう料理店や直売の精肉店だけでなく新鮮な肉をホテルや料亭、レストランに卸す事業もあるのだ。
そういう付き合いで忘年会や新年会といった宴会で何度もお邪魔している。
本格的なすき焼きは、まずダシから炊き上げるのだ。
普通は水から炊き上げるのだが、加茂川さんは秘伝のダシ汁から始まる。



それはそうとして話が長くなるので進めよう。
店内に入り窓側の席に案内された。
メニューを見るとランチメニューがあり、すき焼鉄鍋ランチ(950円)が目に入りそれにした。




国産黒毛和牛牛丼  800円

妻は牛丼のようだ。
先に妻の牛丼が出てきた。
いやいや牛丼というより牛ステーキ丼、牛肉の量が半端でない。
街中の○○屋の牛丼とは全然違う。




すき焼鉄鍋ランチ  950円

私のすき焼きランチも出てきた。
鉄鍋の中には野菜と牛肉がたっぷりとある。
急いで食べなければ目の前にいる食いしん坊に持っていかれるので必死で食った。
そんなわけで久しぶりスタミナ和食のすき焼きだった。