匂い

おはよう。
雨です。
ふるさとでは菜種梅雨と言っていたけど、そうでしょうか。
でも、氷雨です。

昨日は仕事も忙しかった。
帰りに電車を乗り継いで長女の家に行く。
高熱で休んだとのことで、行くのは久しぶり。
電車から降りて買い物。
すき焼きを食べたいとのこと。
すき焼きを食べたいほどによくなってよかった、元気をつけてほしいと思いながら、あれやこれや買う。
私の好きなタコも、お漬物にしようと高菜もね。

そして、沢山の食材を抱えながら、娘の家への川べりを歩く。
たくさんの人の中に、ふと春の匂いがする。
そして友だちを思い出してしまった。
懐かしい友だち。
どうしているだろう。
春の暖かい匂いが思い出させた。
その友人の考え方・・・視点が変わっていて、とてもおもしろかった。私にはない視点で考えるから新鮮だった。

夜になろうとする空を見上げて、少し、しんみりとする。

それから、娘の家のトイレに入れば娘が引っ越した６月も思い出す。
初めて娘の家に来たときの６月の匂いがして懐かしい。
壁の匂いだろうか。

すき焼きはおいしいのができた。
国産牛をたっぷりと入れて、元気が私も出る。
娘の彼も帰ってこられて、おいしく食べてくれる。よかった。
夫を仕事に送って迎えに来てくれた息子もすき焼き。
突然、長女の所に行くことになったから、息子は夜はラーメンだったとか。

娘は元気になったのか、お父さんにパンをとベーグルを焼いてくれる。
焼きたては、ほくほくしておいしい。

匂い、香りって不思議よね。
過去を思い出させる。

お風呂をたくたきぎの匂いもいい。

鯛のお味噌汁の匂いもいい。

その匂いと一緒にいろんな方の顔や情景が浮かぶ。

そして、心がほわっとなる。