駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

勘亭流 Round2 ~その2~

2024年12月28日 | 勘亭流
勘亭流を彫っています。

太字の場合、画像の様に、

字の中心部分を先に彫り、

跡から残った縁の部分を彫る方法があります。

とうぜん、普通に彫る方法もあり、

銀将は普通に彫るつもりです。

ただのフィーリングです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒修理 仙佳作 天童楷書 本黄楊 彫駒 ~その3~

2024年12月26日 | 駒修理
染料の除去は終わりましたので、

次はエラー修正に入ります。

冒頭の画像、お分かりのとおり、

漆が入っていない部分があります。

この丸いタイプの穴は気泡が原因ですね。

漆を入れた後、刷毛で漆を掻き出すと、

空気も抜けます。



こちらは彫れていないです。

あっ、穴もありますね。

修正します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒修理 仙佳作 天童楷書 本黄楊 彫駒 ~その2~

2024年12月22日 | 駒修理
仙佳作 天童楷書 本黄楊 彫駒です。

時間を要しましたが、

紫色の染料を取り除きました。



染料は落ちても、汚れは残ってますね。



汚れを落とすには全く違う作業が必要です。

駒が白っぽいのは表面に洗剤が残っているからだと思います。

それらを良く落として乾燥させます。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒修理 仙佳作 天童楷書 本黄楊 彫駒 ~その1~

2024年12月20日 | 駒修理
久しぶりに駒の修復をしたくなって入手しました、

仙佳作 天童楷書 本黄楊 彫駒です。

ご覧頂いておりますとおり、

駒に紫色の染料が付着しています。

しかも、かなりの数です。

角箱に入った駒を購入しますと、

木地と駒箱がぶつかって痛まないように、

主に紫色の布が入っていることが多いのですが、

その布に残っていた染料が、

駒に移ってしまったという症状です。





まあ、通常の方法では落ちませんが、

過去にもっと酷い状態の駒を修復した事ががありますので、

それを久しぶりに試してみようと思います。

ご参考⇒将棋駒サスペンス劇場



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天童楷書物語 ~その74~

2024年12月17日 | 天童楷書
約3年ぶりにヤフオクへの出品をしています。

仙佳作の天童楷書です。

長年学校で使われていた駒でしたが、

劣化が酷く、買換えに伴って、

3組まとめて引き取った経緯にあります。

特に漆の剥離というより、

漆が割れて欠けており、

そのまま彫駒として修復しても、

違和感が残るので、

全て錆漆で埋めることで

それ以上の劣化を防ぎました。

色んなところで使っていましたが、

その機会が減ったので売りに出しました。

ご理解のある方のところへ嫁げることを祈ります。

ヤフオク⇒
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初代書 Round7 ~その16~

2024年12月15日 | 一字書
初代光匠書です。

この書体の、7番目の作品が私用です。

駒の角が欠けたり、

漆が剥がれたりしたものを

修理しています。

画像は研ぎ直しをしているところです。

#1000ぐらいで軽く空研ぎすると、

木地に入り込んでしまった汚れや、

くすみ、極小キズなどを落とすことができます。

ただし、削り過ぎには要注意です。



模様、目節、色合い、黒点、シラタ、木地形成など、

何かしらの問題があり、

お客様には出せない端材だけを使用しています。

これでまた駒の寿命が延びました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒師の麻雀 ~その56~

2024年12月14日 | 麻雀
三人麻雀は七段昇段を目指して頑張ってます。

画像は約12万点の大トップですが、

順位を争う天鳳においては、

僅差のトップも大トップも得点に差がありません。

三人麻雀はこのような確率の暴力が誰かに発生することが多く、

それに巻き込まれないようにするのもポイントかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清安 Round1+1 ~その27~

2024年12月12日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安(二字)書です。

木村名人書と同じく、

水研ぎして乾燥中です。

パッと見、出来が良いです。

木地と漆と書体の相性が良かったみたいです。

急な発注に備える半製品にしますので、

一旦作業はここまでです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王羲之 Round2 ~その17~

2024年12月10日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
完成しました王羲之です。

完成しました。

お客様が気に入って下さることを祈るばかりです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十四世名人木村書 Round3 ~その11~

2024年12月08日 | 永世名人書シリーズ
木村名人(一字)書です。

水研ぎが終わって、天日で乾燥しているところです。

このあと修正を予定していますが、

おそらくほとんどその必要はないかな、と思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十四世名人木村書 Round3 ~その10~

2024年12月06日 | 永世名人書シリーズ
木村名人書(一字)です。

清安とほぼ同時に進行していまして、

漆を入れて乾燥させているところです。



一字書の源平仕上げに迷いはありません。

その理由は皆さまご承知のとおり、

成駒の誤認、特に「金と成銀」の誤認を避けるためです。

漆を十二分に乾燥させます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清安 Round1+1 ~その27~

2024年12月03日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安(二字)です。

悩みに悩んで、やっぱり源平仕上げにしました。

オーソドックスに表裏とも黒漆でもいいのですが、

自由制作ですし、

源平仕上げをする駒師が少ない現状を踏まえて、

またそれが自分らしさと考えて、そうしました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勘亭流 Round2 ~その1~

2024年12月01日 | 勘亭流
勘亭流です。

個人的にかなり気に入っている書体で、

早く2作目を作りたいと、ずっと思っていました。

字母紙が乾燥したら彫刻開始です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王羲之 Round2 ~その16~

2024年11月29日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
王羲之です。

水研ぎを終えた直後です。

乾燥時間を十分に確保しましたので、

漆のノリがとても良いです。

木地も漆も天然の素材ですので、

室(むろ)を使わず、

ゆっくり自然に乾燥させるのが

最上の方法だと改めて思います。

再び乾燥させて最終工程の研磨に入ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十四世名人木村書 Round3 ~その9~

2024年11月22日 | 永世名人書シリーズ
木村名人の一字書です。

久しぶりの登場ではありますが、

すでに粗彫りが終わったところです。

このあと仕上げ彫りをしますが、

バリが出にくい木地のため、

多分、それほど時間は要さないと思います。

42枚組に変更しました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする