駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

王羲之 Round2 ~その6~

2024年10月12日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
王羲之の金将です。

こういう凛とした美しい字が書けたら、

どんなにいいかと思ってしまいます。

字を勉強しておけばよかったな、

いや、間違えた。

これは才能の違い、

努力でどうにかなるレベルではないね。




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王羲之 Round2 ~その5~

2024年10月10日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
王羲之の銀将です。

この書体で最も細かいのが銀将で、

序盤の山場と言えそうです。

ここをクリアすると、

画数が減り、作業は楽になります。



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王羲之 Round2 ~その4~

2024年10月08日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
王羲之の桂馬です。

行書は筆の流れや勢いのようなものが

感じられていいですね。

それを意識し、それが失われない様に彫ります。



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王羲之 Round2 ~その3~

2024年10月05日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
王羲之の香車です。

細かい部分が多い書体ですので、

普通に彫っていると、

その周辺で木地の剥離が起きやすく、

細心の注意が必要です。

同じ理由で、

更に彫る順番も大事です。





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古駒再生プロジェクト 9

2024年09月28日 | 駒修理
古駒再生プロジェクトの続きです。

何の事か分からない方向けに、

最初の記事のリンクを貼っておきますね。⇒

久しぶりに躍金楼さんで食事をしてきました。

冒頭の絵は、明治11年ごろの様子だそうです。

お昼は10名限定の天ぷらとお刺身の定食を頂けます。



若女将さんから、

「ご飯大盛にできますが?」

というお誘いを断腸の思いで断り、

江戸前の刺身から頂きます。

個人的にはここの味噌汁がかなり好きです。



天ぷらはその場で揚げたものが順に出てきます。

最初は魚は、鱚(きす)と海老です。うまーい♥



お次は大葉です。

ご飯の上に乗せ、たれをかけた天丼にすることを勧められます。

すみません、撮影前にかじってしまいました。



最後は甘ーいサツマイモです。

大根おろしが入った天つゆで頂きました。

東京は天ぷらを目の前で揚げて、

順々に出してくれる天ぷら屋さんが多いですが、

地方の行くと、あまり見かけなくなります。

ごちそうさまでした。
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王羲之 Round2 ~その2~

2024年09月23日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
王羲之の歩兵です。

なかなか彫りの感覚がつかめず、

序盤で苦戦が続き、その関係で、

ブログの更新が久しぶりになってしまいました。

素敵な書体です。




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神秘 ~その16~

2024年09月10日 | 創作書体
神秘書 薩摩黄楊柾目 彫駒

完成です。



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神秘 ~その15~

2024年09月03日 | 創作書体
水研ぎが終わりました。

いつまでも湿っているのは良くないので、

素早く乾かしたいのですが、

いつまでも直射日光に当て続けるのも良くないので、

表面が乾いたら、影干しに切り替えます。

出来上がりがほぼ見えてきましたね。

あと少しです。
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神秘 ~その14~

2024年08月26日 | 創作書体
神秘です。

漆を入れました。

丁寧に彫って仕上げたつもりですが、

薩摩黄楊はとにかく堅いので、

彫刻刀が負けて、線が出ていない部分は、

再修正が必要になります。

このあと、一旦研いで、

その有無を確認します。

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王羲之 Round2 ~その1~

2024年08月22日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
久しぶりに王羲之の彫駒を作ります。

木地は師匠の大澤冨月から譲ってもらった、

御蔵島黄楊の柾目にしました。

ながらく一字書を作っていましたので、

二字の字母が少し新鮮に感じます。





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神秘 ~その13~

2024年08月20日 | 創作書体
神秘の「と金」です。

全部彫り終えました。

このまま目止めに行きたいところですが、

彫駒については、

ここから彫刻刀を変えて、

仕上げ彫りをするのが私流です。



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神秘 ~その12~

2024年08月16日 | 創作書体
神秘の成香です。

成銀、成桂とは少し趣を異にしますが、

縦長にする、

という字母の基本原則に従って書かれています。

そもそも、香車の駒形が縦長なので、

例えば横幅の太い字にしますと、

物凄く違和感が出ます。

字母はデザイン性も大事ですが、

空間(余白)の取り方も重要です。

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神秘 ~その11~

2024年08月14日 | 創作書体
神秘の成桂です。

比較しやすい様に、

金将と成銀も一緒に並べてみました。

どれも金将の動きをする駒ですが、

成銀→成桂と変わるにつれて、

省略の割合(画数)が減っている、

のが分かると思います。

例外はありますが、

これは字母を作る時の基本原則に近いものものです。

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神秘 ~その10~

2024年08月12日 | 創作書体
神秘の成銀です。

一瞬、金将かな?

って思うかも知れませんので、

金将を再確認しておきましょう。



一字書における金将と成銀の誤認問題は、

必ずと言っていいぐらい発生するので、

字母を作る段階でよく検討しておく必要があります。

でも、成銀はそもそも「金」なので、

あんまり金から離れ過ぎちゃうのも要注意です。

プレーしてみないと分かりませんが、

このぐらいの違いなら良いかな、と私は思います。



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神秘 ~その9~

2024年08月09日 | 創作書体
神秘、後半戦スタートです。

字母を貼り、十分乾燥させた後、

竜王・竜馬を彫りました。

これは、字母紙の輪郭を彫る方法で筋彫りと言います。

筋彫りと言えば、

「坂田(阪田)好」がまず最初に頭に浮かびます。

ちょっと話題が神秘から外れてしまいますが、

盛上げ駒の土台を筋彫りの彫埋めにする方法を考えていまして、

いま入っている仕事が落ち着いたら、

試作してみようと思ってます。





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