駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

峯書 ~その15~

2012年03月04日 | 峯書
ようやく完成致しました峯書です。

中国黄楊ですが、いい柾目だけを

選りすぐっていますので、

並べてみるとなかなか良い感じです。

木地の模様がよく映えるように、

荏油を使って磨きました。

この手触りと飾らない感じの仕上がりが

小生は好きです。

オークション代行さんに出すつもりで

作ったのですが、

約束をしている訳ではないので、

暫く手元に置いてどうするか

考えてみたいと思います。


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峯書 ~その14~

2012年02月29日 | 峯書
こちらも漆の研ぎ出しが終わったことろです。

長い間紙(字母紙)が貼られていましたので、

ようやく素顔が見えてきましたね。

なーんと、こちらも滲みなし!!

いつも滲みには苦労させられていましたが、

これだけ滲みやすい木地で上手く出来たので、

何か「掴んだ」感じです。

乾燥したら磨きに入ります。。


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峯書 ~その13~

2012年02月22日 | 峯書
昨日の記事と写真がそっくりですが、

こちらは峯書です。

鵞堂と同じようにサラサラの漆を使用していますが、

こちらは更に色合いも薄めにしています。

筆の感じを出すべく、

漆の濃淡をあえて残してみました。

草書ですので、そのほうが良いと思ったのですが、

結果はどうでしょうねぇ?

楽しみです。


かなり目止めしたのですが、

この木地、導管が広い様で、

数枚はニジミが出そうです。。


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峯書 ~その12~

2012年02月12日 | 峯書
全ての彫刻作業を終えました峯書です。

裏面の彫りは割と早く終わるのですが、

この書体の「と金」は特に彫り易かったです。

と金1枚3分ぐらいしか要しませんでしたので、

あっと言う間でした。

スタートしたのは何時でしたかねぇ?

とりあえず、ここまで来れてよかったです。

次は目止めです。


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峯書 ~その11~

2012年01月30日 | 峯書
裏面を彫っています峯書です。

2枚の竜王を彫り終えたところで

写真を撮りました。

字母紙の黒い部分が残っているところに

赤丸をつけてみました。

一般的には「字母紙どおり」に彫るのですが、

小生の場合、その場で修正しながら

彫っています。

一般的に字母紙は盛上駒用に作られている

ケースが多い様です。

その字母紙をそのまま彫ると、

彫駒らしくない彫駒が出来合ってしまいます。

筆にはできない印刀ならではの表現が

彫駒の良さであると小生は思っています。

写真の赤丸部分は「あえて彫らなかった」箇所です。

賛否両論だと思いますが、

批判を恐れていては個性など発揮できませんね。


オークション代行のトーシンさんには

年に4作程度お願いする予定のところ、

昨年は僅かに2作でした。

今年は実現したいと思います。。。


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峯書 ~その10~

2012年01月16日 | 峯書
全ての表面を彫り終えました峯書です。

スタートしたのが何時だったか覚えていません。。。

通常ですと、ここからはアッと言う間なのですが、

納期がないので、多分ゆっくり進むでしょうね。


峯書ってカッコイイので、作品数はそれなりに

あるのに、扱いはややマイナーですよね。

その原因がどの辺にあるのか、

彫りながら考えております。。。。



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峯書 ~その9~

2012年01月13日 | 峯書
大好きな峯書の玉将を彫っています。

小生の彫り手順はご覧のとおり、

将の字のツクリから彫り上げ、

玉はタテ棒から先に彫ります。

「点」は一番最後です。


草書ですので、流れる様な筆運びが

大切だと思います。

盛上駒なら実際に筆を使いますので、

それを忠実に表現するのが良いかと思いますが、

彫駒ですので、小生は彫刻刀ならではの

鋭さや彫跡を大切にしたいと考えています。

少し「鋭い」感じの峯書になるかも知れませんが、

自分らしく表現したいと思います。


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峯書 ~その8~

2012年01月05日 | 峯書
納期がないので、超超スローペースで作っています峯書です。

なんていいながらも、少しずつ前進していますので、

いつもの様に歩兵から始まり、金将を彫るところまで

やってきました。

草書は交差点が多いので、いつも以上に注意が必要です。

特に怖いのがこの「豚ハナ」です。

「金」の字の下半分が、丁度豚の鼻の様になっています。

ここはちょっと油断して刃が入り過ぎると

ポロッととれてしまいます。

峯書にはそんな落とし穴が

アチラコチラに仕掛けられています。

バリなんかそっちのけで、豚ハナの処理中です。

頼むからポロッといかないでくれよー

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峯書 ~その7~

2011年11月17日 | 峯書
峯書です。

制作ペースがほぼ唐七星と同じになってきました。

桂馬が完了し、銀将に取り掛かっています。

将の字はともかく、銀の画数が少ないので

なんか得した気分です。

大好きな峯書の王将を彫るまで

あと少しの辛抱です。

なんて、書いていたら

峯書の王将根付を作りたくなってきました。

どうしよう。。。。

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峯書 ~その6~

2011年10月17日 | 峯書
香車失敗事件から結構アッサリと立ち直り、

テンポ良く進んでいます峯書です。

しかし、この木地粘りが少なくて彫り難いです。

小さな島部分は、油断すると

ポロリと落ちそうになります。

また、断面が少しガサガサします。

印刀は小まめにチェックしていますので、

そういう性質の木地なんですね。

綺麗な柾目(ほぼ5厘幅で揃っている)で、

とても良い木地なのですが、

制作段階では劣等生です。

導管が広いのか滲み易そうです。

苦労は何処までも続きます。。。

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峯書 ~その5~

2011年10月11日 | 峯書
現在メインとしては「紫電」を彫っているのですが、

太字ばかりを彫っているとその反動で、

細字が彫りたくなります。

と、いうことで久しぶりに登場しました峯書です。

歩兵の表面を全て彫り、

「おー、今日は調子いいなー」

なんて油断した状態で香車を彫ったら、、、、

この写真のとおりとなりました。

香の字の一画目から右に大きく

字母紙が切れていますね。

字母紙だけならいいのですが、

これは木地も切れています。

刀が滑るとこういう風になります。

10枚ぐらい彫っていたので、

「そろそろ印刀の切れが悪いなぁ」と思い、

この香車を彫り終わったところで

研ぎ直そうと思った途端、

ズバッ!!と切れてしまいました。(T_T)

駒づくりの神様は、手抜きを一切許してくれないのでした。。。

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峯書 ~その4~

2011年06月18日 | 峯書
超久しぶりに登場しました峯書です。

オーダー品ではありませんので、自分の好みで、

自分のペースで作っています。

草書なので彫り難いかと思いきや、

結構楽な書体です。

気分よくスイスイと彫れます。

今のところ彫埋駒を予定していますが、

盛上でも良いかも知れませんね。

自分で遣うものだと思って、

頑張って作ります。

ただし、完成は来年でしょうね。

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峯書 ~その3~

2011年04月14日 | 峯書
細かい柾目の木地で作っています峯書です。

柾目彫りの難しさが分かる場面がコレです。

見えやすい様に”との粉”を塗してあります。

歩の字の下半分、「少」の字のところで失敗しています。

「少」という字の1画目の縦棒と2画目との境目が

失われているのがお分かりになるでしょうか?

少し刀が入りすぎたのでしょう、ボロッと取れてしまいました。

木目が縦に入っていますので、このような事になりやすいのです。

マダマダ未熟です。


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峯書 ~その2~

2011年03月31日 | 峯書
字母紙を貼り終えて、よくやく彫刻を開始しました峰書です。

どうやって自分らしさを出すかに1ヶ月以上迷っていました。

字母を眺め、印刀の動くイメージが浮かんで来れば

しめたものです。作業に入れます。

とりあえず、歩兵を一枚彫ってみました。

もう1枚ぐらい彫り、目止めと、墨入れまでやってみます。

これで木地の癖を見分けます。


峰書はトニカク「王将」がカッコイイですよねー

初めて将棋駒が欲しい!と思ったのがこの書体です。

将棋雑誌の裏表紙に載っていた峯書の写真を初めて見たとき、

いつか絶対手に入れると誓ったことを思い出しました。



話はちょっと横にそれるのですが、

銀色の箱に入った「峰」という名のタバコが

昔あった様な気がします。

鈍い銀色、そこに書かれた峰という漢字。。。。

物凄く大人の雰囲気が溢れていて、子供の頃に

強烈なインパクトを覚えた記憶があります。

いつもの妄想力を発揮しますと、

「妖艶な女性の赤い口紅、、、、
 ゆらゆらと立ち昇る紫煙、、、、
 ウイスキーグラスの横に置かれた
 銀色のタバコ、、、、、」

みたいなイメージです。

タバコと駒が無関係なのは解っているのですが、

何なんでしょうね、この感覚は???

相変わらず意味不明ですが、

今回はこの妖艶な女性をイメージして作っています。

それにしては、木地が素直すぎたかな。。。。

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峯書 ~その1~

2011年01月15日 | 峯書
次回作の準備に入りました。

字母帳を暫く眺め、木地と相談して決めた書体がこれです。

「峯書」です。

どちらかというとメジャーな書体だと思いますが、

表裏共に草書というのは珍しいですね。

機械彫りの作品も時々見かけますが、

自分流の彫りで(大したことありませんが)、

機械には出来ない表現をしてみたいと思います。

とりあえず中国黄楊の糸柾木地を当ててみましたが、

いまいちしっくり来ないんですよねぇ。

木地の選定はまだ迷っています。

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