駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

和象戯(将棋)駒 ~その2~

2021年06月20日 | その他の将棋
和象戯駒の「金鳥」です。

といきなり言われてもわかりませんね。

金鳥は「萑歩」の裏面です。

萑歩は普通の将棋の歩兵ですので、

金鳥は「と金」ということになりますね。



なお、萑歩の「萑」は昔の字だそうで、

現代では「雀」、孔雀(くじゃく)の雀ですね。


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和象戯(将棋)駒 ~その1~

2021年05月27日 | その他の将棋
長年将棋関係の仕事をしていますが、

知らないことが多いと実感させられます。

冒頭の画像は「和象戯(将棋)」だそうです。

詳しくは下記をご覧ください。

⇒Wikipedia

⇒どなたかが作られたYOUTUBE動画

ご縁がありまして、駒の現物を制作することになりました。



現代では使用しない漢字もあり、少々苦労しましたが、

字母を作って貼ったところです。

11月末ごろの完成を目指します。



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禽将棋駒 Round 4 ~その14~

2020年09月27日 | その他の将棋
追加オーダーを頂いておりました

禽将棋駒の「鶉」が完成しました。



裏面はこんな感じです。

今回の件で思いましたが、

競技用には表面に「右鶉・左鶉」と

二字で書かれている方がいいですが、

純粋に遊戯とするなら、

表は鶉一字、裏は右(左)の原型どおりがいいですね。

ということは、最初から両方あった方がいい、ということになりますね。

ついでに燕(鴈)の予備を2枚足すと、

32+4+2で38枚1組が不足ない姿でしょうか、宗英先生!

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禽将棋駒 Round 4 ~その13~

2020年09月20日 | その他の将棋
禽将棋の鶉です。

漆を入れました。

十人十色といいますが、

その言葉は漆にも当てはまります。

また、人が気分に左右されるように、

漆は気候に左右されます。

今週の新潟は雨が降らないので湿度は低め、

乾きは遅いでしょうね。

この朱漆は乾きが遅いので、

更に待たされますが、

室を使わずゆっくり乾かせるので、

しっとりした仕上がりになります。




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禽将棋駒 Round 4 ~その12~

2020年09月14日 | その他の将棋
ん?

左?

なんだこれ?

って思っちゃいますよね。

長年当ブログの方はご存知、

禽将棋駒の左鶉、

その裏面です。



この画像を写しても、意味不明の方もいらっしゃるでしょうから、

少し解説致しますね。

禽将棋駒は九世名人大橋宗英が考案した将棋です。

駒の名称が全て禽(鳥)なんですね。

画像の駒は鶉(うずら)で、

初期配置は左右の一番端になるのですが、

その配置によって動きが変わるんです。

説明が下手でわかりませんね。

すみません。ググって下さい。

3年前に1組作って納めた海外のお客様から、

鶉4枚の追加オーダーです。

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大型行軍将棋 ~その3~

2020年06月12日 | その他の将棋
出品中の軍将棋盤です。

参りました、まさかの入札1&1円。

流石にこれでは盤が可哀そう。。

私の遊びに付き合わせてしまったことを後悔しています。

軍将棋用は、さすがに度が過ぎていたかも知れませんね。

本来の姿(普通の将棋盤)に戻そうかと思案中です。






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大型行軍将棋 ~その2~

2020年06月05日 | その他の将棋
中古ですが将棋盤を1面潰して、

軍人将棋用の盤にしてしまいました。

桂(かつら)の一枚板で、

卓上盤として長年使っていましたが、

可哀そうに私の気まぐれの犠牲になってしまいました。

ついでに駒箱も用意しました。



駒の枚数は62枚もありますので、

普通サイズの駒箱では入りきりません。



駒がキズつかないように黄色い布で覆います。

需要があるかないかも分からないのに、

勢いだけで作ってしまいました。

相変わらず馬鹿ですねぇ。。。(^^ゞ

※6/7 仕様変更に伴い、記事の一部を修正しました。

たぶん、売れないと思いますが、試しにオークションへ出してみました。

⇒YAHOOオークション

経過を見守って頂ければ幸いです。。

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大型行軍将棋 ~その1~

2020年06月03日 | その他の将棋
ふとしたきっかけで入手しました大型行軍将棋、

通称「軍人将棋」です。

遊んだ記憶は、、、、そうですねぇ。。。。。

小学生の後半か中学生だった気がします。

久しぶりに見ましたが、

すごいですね!原型をとどめています。

旭日旗を背負い白馬に跨る軍人さんの絵が、

かえって新鮮なぐらいです。



中を開けてみましょう。

駒と紙製の盤が入っています。

無敵の駒はないのですが、

一応強い順に、

大将、中将、少将、大佐、中佐、少佐、大尉、、、、と並びます。

私も詳しくはありませんが、

若い人にとってはチンプンカンプンでしょうね。

存在としてイコールではありませんが、

現在の自衛隊では大佐は1等(陸・海・空)佐、中佐は2等、少佐は3等、

大尉は1等(陸・海・空)尉という具合に現す様です。

そういえば、有名なアニメ、ガンダムに登場する「シャア」さんは、

確か大佐でしたかね? 偉い人なんですね。

話題を戻します。



この製品の課題は色々ありますが、

最大の課題がこの紙盤です。

繰り返しの使用によりボロボロになってしまうんですね。

みんなセロテープで補修しながら使ってしましたが、

それでも紙は破れますし、汚れます。。。。。。

やっちゃいますか!?

やっちゃいましょう (^^ゞ



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ごいた ~その9~

2019年08月20日 | その他の将棋
ごいたです。

目止めをしたところです。



特に変わったところの無い写真ですが、

記録も兼ねておりますので、

お許し下さい。

この後の作業が最難関です。

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ごいた ~その8~

2019年08月14日 | その他の将棋
全ての彫りが終わりました「ごいた」です。

一字書の難しいところは、

文字が大きいので、

ちょっとした線のゆがみや、

彫り跡、漆の擦(かす)れ等が、

普通の駒以上に目立つところでしょうか。

従いまして、

このあと仕上げ彫りをします。

一発で彫れないの?

とご指摘を受けそうですが、

技術が足りなくてすみません。



裏面を彫らなくて良い分作業は楽に見えますが、

実はこのあと初めての作業が待ち構えております。。



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ごいた ~その7~

2019年06月23日 | その他の将棋
ごいたの駒(?)を作っています。

ごいたの馬は「龍馬」ではなく、

「桂馬」の馬らしいです。

将棋駒を使った遊びには、

ハサミ将棋、山くずし、回り将棋などがあります。

ごいたもその一種でしょうが、

歩が「し」になる独自の変化をしている点が面白いですね。



完成が楽しみです。



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ごいた ~その6~

2019年06月02日 | その他の将棋
突如、頭の中が

「ごいた」の駒で一杯になってしまいました。

これは何なのか?

と思いながらも手は自然に動き、

字母紙制作、木地ならし、字母紙貼りまで

一気にやってしまいました。

前回記事「ごいた ~その5~」

は2017年6月ですので、実に2年ぶりに

この記事を更新しますが、

本当に何なのでしょう、

突然思い出すっていうのは。。。



まっ、そのお陰で本格ごいた駒の制作を決心しましたけどね。

確かなアイディアが浮かびましたので、

それを形にして参ります。








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ごいた ~その5~

2017年06月26日 | その他の将棋
ごいたの試作です。

とりあえず出来ました。

表面は問題ないです。

一番右の「し」の木地が

少し茶色いですが、

大事なのは裏面から見たときに

それが分からない様になっていることで、



こんな風にしてみました。

あっ、まだゴミがついてますね、

すみません。

当初は艶々した漆の仕上げに

しようかと思いましたが、

それだと指紋が着いたり、

少しの擦り傷でも目立ってしまいますので、

艶消しで仕上げてみました。

試作ですので、

まだまだ改善の余地ありますが、

手ごたえはつかめました。

漆の選択と仕上げを工夫すれば、

良いものが作れそうな気がします。

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ごいた ~その4~

2017年06月24日 | その他の将棋
ごいた試作の続きです。

裏面は全て黒漆で塗ってみました。

やってみましたが、

想像以上に手間がかかります。

漆器を作った事がある方は

お分かり頂けると思いますが、

木地が平滑になるまで、

何度も下地を作る必要があります。

そして、その上から何度も濾して

異物を取り除いた漆を

ムラなく塗る必要があります。

この最後のムラなく漆を塗る作業は、

通常の駒作りには無い作業で、

とりあえずやってみましたが、

思った以上に難しいです。

前途多難です(>_<)

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ごいた ~その3~

2017年06月22日 | その他の将棋
ごいたの試作中です。

彫って目止めをしたところです。

ここまでは普通の駒づくりと

なんら変わりありません。

問題は裏面ですねぇ。

トランプや麻雀牌の様に

表面が分からないように

する必要があります。

理想は本当によく揃った柾目木地が

あれば良いのでしょうが、

これは正直費用面で採算が取れないので

この段階では無理ですねぇ。。。

となると、あの方法ぐらいしか浮かびませんね。

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