駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

峯書 Round2 ~その12~

2013年09月03日 | 峯書
昨日の続きです。

目止めが十分に乾燥したのが確認出来ましたので、

先ほど漆を入れました。

いつも思うのですが、駒づくりの工程の中で、

この漆を入れた直後の状態が一番格好悪いです。

仕方ないことですが。。。。。

漆入れの注意点は、

1.塗りムラ

2.塗りモレ

ですかね。

よく薬研彫りの底を見せる薄塗りを好む方が

いらっしゃいますが、小生はあまりそこには

拘りを持っていません。

お客様のご指定があった場合はそう致しますが、

どちらかと言いますと、個人的には

底に軽~く漆が溜まっているくらいが好きです。

このぐらいの方が漆の滑らかな感じが出て

ちょっと上品な感じがします。

例えとして合っているかかなり疑問ですが、

贅肉の全くない人よりも、少々肉付きのよい人の方が、

全体的に柔らかく、余裕のある印象を覚えるのと

似ているかと。。。。。

独り言です。

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