駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

英朋書 Round1 ~その8~

2016年07月18日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
研ぎ出しをしたたところです。

直後ですのでまだ濡れていますね。



滲みは全く出ていない様です。

まあ、あれだけ念入りに目止めすれば、、、、

とも言えますが、

どこまでも油断できないのが駒づくりです。

滲みを抑えるための工夫はこれです。



これは瀬戸磨きという工程で、

出来上がった駒の木目を潰すことで

駒の表面をピカピカにするというものです。

白いのは瀬戸玉と呼ばれる道具で、

一般の方がまず目にする事はまずないでしょう。

今、こんなものを持っているのは

駒師と下駄店さんぐらいだと思います。

さて、この工程を1回目と2回目の目止めの間に入れました。

滲みは導管に漆が入り込む事が原因ですので、

その導管を目止め剤で塞ぐのですが、

導管が太い場合は目止め剤だけは塞ぎきれません。

そこで、瀬戸玉で導管を押し潰しました。

上手く行って良かったです。

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