普段使っています天上作水無瀬です。
出品用に仕上げ直しました。
天上とは、亡き斎藤正志師の雅号です。
天上師は駒師ですが、ご本業は木地師ですので、
師の作品は量産品でも、とにかく木地がしっかりしています。
駆出しの頃、木地を譲って頂いた経験がありますが、
その形成精度の高さと価格のアンバランスに
正直申し訳なく思った思い出があります。
その時はおそらく、駒師を目指す変人を、
半ば呆れながらも、応援して下さったのではないかと、
勝手に解釈しております。
彫刻機の性能が良いのか、
或は字母が良いのかは分りませんが、
師の作品は機械彫の駒でも、
その彫刻精度が高いのが特徴です。
後継者が無く、師の他界と同時に
工房が閉じてしまったのが非常に残念です。
作品の木地はシャム黄楊ですが、
ほんの数枚を除けば、木目詰まりの良い柾目で、
シャム黄楊の良さを最大限に引き出した、
木地に対する愛情を感じる作品だと思います。
少しですが、虎斑も混ざってますね。
我が家の倉庫を探しましたら、
師から譲って頂いた木地がありましたので、
失礼ながらそれを使って無銘の玉将を含め、
数枚を再作成させて頂きました。
出品用に仕上げ直しました。
天上とは、亡き斎藤正志師の雅号です。
天上師は駒師ですが、ご本業は木地師ですので、
師の作品は量産品でも、とにかく木地がしっかりしています。
駆出しの頃、木地を譲って頂いた経験がありますが、
その形成精度の高さと価格のアンバランスに
正直申し訳なく思った思い出があります。
その時はおそらく、駒師を目指す変人を、
半ば呆れながらも、応援して下さったのではないかと、
勝手に解釈しております。
彫刻機の性能が良いのか、
或は字母が良いのかは分りませんが、
師の作品は機械彫の駒でも、
その彫刻精度が高いのが特徴です。
後継者が無く、師の他界と同時に
工房が閉じてしまったのが非常に残念です。
作品の木地はシャム黄楊ですが、
ほんの数枚を除けば、木目詰まりの良い柾目で、
シャム黄楊の良さを最大限に引き出した、
木地に対する愛情を感じる作品だと思います。
少しですが、虎斑も混ざってますね。
我が家の倉庫を探しましたら、
師から譲って頂いた木地がありましたので、
失礼ながらそれを使って無銘の玉将を含め、
数枚を再作成させて頂きました。